院長の休日
竹澤三次郎さん
今日は2020年10月30日(金)です。
昨日の院長日記、
平岡樹芸センターの紅葉2020の続きです。
さっぽろ花と緑のネットワークに、
三次郎の会が載っていました。
梅の名所として知られる清田区平岡公園から西に1km程離れたところに「平岡樹芸センター」があります。故・竹澤三次郎氏から土地と樹木の寄贈を受け整備されたこの美しい庭園は、平成19年には「清田ふるさと遺産」の指定を受けました。しかし、桜や紅葉の時期には多くの来園者でにぎわいますが知名度はあまり高くなく、近隣に住んでいながらご存じない方も多いそうです。
このきれいな庭園をもっと身近に感じ、親しんで欲しいと地域住民の方が集まり、平成21年4月「環境サポーターズ『三次郎の会』」を発足しました。
(文責:岩谷道代)
故・竹澤三次郎氏の思い
恵庭市島松沢で酪農業を営んでいた竹澤三次郎さんは昭和31年に(現)札幌市清田区平岡へ移転。野菜やイチゴ生産などの農業のかたわら、畑の一部に趣味の樹木を植えて楽しんでいました。農業が軌道に乗ってきた頃、奥さまが病で農作業が困難となり、昭和37年頃から一人でも出来る庭木の生産を開始、3年後には「竹澤養樹園」を設立しました。
その後、札幌市の人口増加と共に宅地開発が進み、造園業も盛んになりました。三次郎さんは札幌の気候に適した生産技術を研究し、その技術を庭木生産者へと広めていました。また、本州から購入した庭木を植えて枯らす人が多いことを気の毒に思い、「一般の人の参考になる見本園を作りたい」と札幌市長に申し出、市はこれを受けて平岡樹芸センターの造園を計画しました。しかし、この設計図が完成する直前に三次郎さんは心筋梗塞で帰らぬ人となり、昭和59年の開園を見ることはありませんでした。
平岡樹芸センターには日本庭園、西洋庭園、ロックガーデンなどさまざまな様式の庭があります。特にオンコ(イチイ)は約3000本、モミジ類は8種類700~800本が植えられており、秋には見事な紅葉が楽しめます。また、緑の相談コーナー、講議室、図書コーナーなどが設けられ、庭づくりを学べる場となっています。
環境サポーターズ「三次郎の会」設立
三次郎さんの二男である幸雄さんの妻、美千子さんは、尊敬する大好きな三次郎さんの影響を受け、平岡樹芸センターの開園同年に隣接して「竹沢花木園」を開店。ご家族の協力のもと、三次郎さんが育てていた苗木の他、お客様の要望で山野草も販売するようになりました。
そして、長年お店や平岡樹芸センターへいらしている紀伊国敏子さん、幸雄さん、美千子さんを中心に、平岡樹芸センターを大切に思っている方々が「庭園をもっと身近に、魅力ある場所にするお手伝いがしたい!」と集まり、「環境サポーターズ『三次郎の会』」設立へと動き出しました。イギリスで園芸学を学んだ美千子さんのお嬢さんの香葉子さんも一緒に、現在は17名の会員で活動しています。
ボランティア活動は初めてで、わからないことばかりでしたが、思いつくことをとにかく実行!失敗もありましたが全てが勉強です。たくさんの方に出会うことで人と人の輪がつながり、助言を得ながら活動してきました。
8月には七夕祭りを開催し、こども達が楽しめるよう的あてゲームを企画しました。なんと日本庭園の池の上の的に向かって、四阿から手作りの竹製水でっぽうで打つ遊びです!9月には「まだまだ先の夢」と思っていた庭園コンサートも実現し、250名ものお客様がコーラス等を楽しみました。憧れの辻井達一先生をお呼びしての談話会も開催しました。「目標を持って動けば必ずかなうのよ!」と美千子さんは明るい笑顔でおしゃいます。
冬期閉園中も園内の植物や公園の成り立ちを調べたり、イベントの企画を進めるなどの活動しています。会員のみなさんのアイディアで、ますます楽しく魅力的な公園へと成長しています。
(以上、三次郎の会より引用)
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すごい方だなぁ~と思いました。
野菜やイチゴ生産などの農業のかたわら、
畑の一部に趣味の樹木を植えて楽しんでいました。
農業が軌道に乗ってきた頃、
奥さまが病で農作業が困難となり、
昭和37年頃から一人でも出来る庭木の生産を開始、
3年後には「竹澤養樹園」を設立しました。
昭和37年は私が小学生でした。
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東京オリンピックが開催されたのが、
昭和39年1964年です。
奥様が病気で農作業が困難になり、
庭木の生産を開始され、
3年後に「竹澤養樹園」は素晴らしいです。
きっとまじめに努力される方だったと想像します。
尊敬します。
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他のブログで、
お孫さんの竹澤香葉子さんが、
イギリスでガーデンデザイナーとして活躍することも紹介されていました。
おじいちゃんが残された平岡樹芸センターから、
かわいい孫がガーデンデザイナーとして活躍するなんて、
ほんとうにすごいことだと思います。
また平岡樹芸センターに行きます。