医学講座
道内最多51人感染
今日は2020年10月24日(土)です。
札幌は晴れていますが寒いです。
夜には雨の予報です。
今日の北海道新聞朝刊の記事です。
昨日が51人で最多を更新したら、
今日は60人でした。
困ったことです。
■ ■
道内新規感染者51人、過去最多 3カ所でクラスター
道は23日、道内で新たに51人の新型コロナウイルスの感染を確認し、日別の新規感染者数としては過去最多となったと発表した。札幌市の感染確認も過去最多の38人となり、新たに3件のクラスター(感染者集団)も確認された。鈴木直道知事は同日の記者会見で、行動自粛などを要請する警戒ステージは最も緩い1のままとするものの「感染が増え医療体制が逼迫(ひっぱく)すれば、引き上げを検討しなければならない」と述べ、道民に対策の徹底を求めた。
これまで日別の新規感染者数の最多は、道内が第2波のピーク期に当たる4月23日の45人、札幌市が10月5日の35人。道内の過去最多更新は半年ぶりとなる。
札幌市発表分の38人のうち28人は札幌市在住、10人は居住地非公表だった。札幌市の秋元克広市長は23日の記者会見で「さらに感染者が拡大することも想定される」と警戒感を示した。
クラスター3件はいずれも札幌市内の介護施設1件と接待を伴う飲食店2件。道によると9月の4連休以降に確認したクラスターは繁華街の飲食店11件、会社など5件、福祉施設5件、学校2件の計23件だった。
感染状況に応じた対策の基準となる道の5段階の警戒ステージについて、引き上げ目安となる1週間の新規感染者数はステージ3の水準に達している。ただ、医療機関の病床利用数は124床とステージ1の水準で、重症患者も2人にとどまる。知事はこのため、警戒ステージは現段階で引き上げない方針を示した。(高橋澄恵、五十嵐俊介)
■ ■
感染最多 ススキノ危機感 道内51人 店側の対策「二極化」
「客足が戻り始めたのに、また逆戻りするのか」―。道内の新型コロナウイルスの新規感染者が過去最多の51人となった23日、札幌・ススキノにも警戒感が広がった。政府に感染対策の不足を指摘される中、ホストクラブなど2カ所で新たなクラスター(感染者集団)も発生。生き残りをかけて感染対策に取り組む店と、利益優先で対策がおざなりな店の二極化も進む。関係者は「このままでは、ススキノ全体が危険だと思われる」と懸念を強めた。
「第1波、第2波を何とか乗り切った。ここでススキノが危ないと印象づけられたら、本当に立ち直れなくなる」
ススキノで居酒屋を営む杉山信輔さん(60)は23日、危機感を隠さなかった。「消毒を徹底し、大声を出す客には控えるよう注意してきた。対策が甘い店とひとくくりにされるのは納得ができない」
23日夜、ススキノは大勢の若者らでにぎわっていた。「ようやく元の雰囲気に戻ってきた感じだ」。友人と待ち合わせをしていた札幌市白石区の会社員男性(23)は笑顔で話した。
ただ道内は10月に入り、1日の感染者が30人を超える日が相次ぎ、23日は半年ぶりに過去最多を更新。ススキノでも、2カ所のクラスターで11人の感染が確認された。政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会からは15日、他都市と比べ営業時間の短縮要請などの対策がなく、問題視された。
すすきの観光協会の大島昌充会長(67)は「接待を伴わない居酒屋など多くの店は厳しく対策を講じている。一部の店が対策を徹底していないことで、全体が悪い印象を持たれるのは本当に残念だ」と強調。「ススキノでは感染拡大以降、約300店が休業・閉店しており、感染抑止に取り組む店が生き残れる政策の実施を」と訴える。
厳しい経営が続く中、店側のコロナ対策に甘さも見え始めている。キャバクラで働く女性(25)は「接客時はフェースガードを着けるが、酔った客に外されることも多い」と明かす。感染を懸念した同僚は相次いで辞め、今は週末は休憩を取る暇もない。「他の店も似たようなもの。一人でも感染者が出れば、どの店もクラスターになる危険性は高い」と不安を漏らす。
ニュークラブの男性店長(34)は「売り上げの回復が最優先だ。マスクをしない客を注意できない」と打ち明ける。客足は10月には7割まで回復した。張り紙などでマスク着用を求めるが、従わない客は多い。「客の危機感も薄まっていると感じるが、今の対応を続けるしかない」と話した。
道と市は23日夕からススキノの大型ビジョンで感染防止策を呼びかける放送を始めた。約3500店に従業員のマスク着用を求めるチラシも配る。だが商業ビル経営の西田美枝子さん(70)は「このままでは感染者が増えるだけ。感染対策の徹底こそが一番の経済対策のはずだ」(金子文太郎、石垣総静、五十嵐俊介)
■寒くても換気必要
北海道医療大・塚本容子教授(感染管理学)の話 札幌市内で30人以上の感染者が確認されているのは気がかりだ。クラスター(感染者集団)が多数発生しているというのは市中感染が広がっている証しと言える。ただ、クラスターがあれば一時的に感染者数が増えるため、数に一喜一憂しないことも大切だ。
寒くなり室内の換気が不十分になっている可能性がある。定期的に窓を開け、空気を入れ替えてほしい。
■ ■
札幌市はススキノに臨時のPCR検査センターを設置し、「出前型」の抗体検査も実施するなど対策を取っている。政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会は、歓楽街の営業時間の短縮が効果的だとしたが、人との接触が感染者を増やすのではなく、マスクを外して会話することに問題があり、時短で感染者が減るのかは疑問だ。
■PCR検査徹底を
北海道科学大・秋原志穂教授(感染症看護学)の話 札幌で感染者が増えた要因として、ススキノを中心に発生が相次いだクラスターの影響が考えられる。集団感染した人が家庭や職場で家族や同僚にうつしている可能性があるのではないか。感染者を減らすには、これまで以上にPCR検査を徹底することが重要だ。
■ ■
ススキノの人出が減らないのは、店舗への営業時間の短縮要請を行っていないことが一因ではある。ただ福岡市や名古屋市が繁華街に時短要請したのは、日別の感染者が100人を超えたことによるものだ。札幌市はそこまで達しておらず。これまでの市の対応に問題があったとは思わない。
ただ現在、1日当たり30人以上確認されている感染者が仮に今後、倍増するような事態になれば、時短要請も一つの選択肢として検討が求められる。
(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
困りました。
感染者数が増えています。
検査数が増えたことも原因でしょうが、、、
薄野のクラスターはホストクラブとメンズパブらしいです。
接待を伴うお店にもいろいろあります。
一部のお店でクラスターが出ると、
薄野全体が危険なように思われてしまいます。
とにかく感染を何とかしないとダメです。
高齢者にうつると重症化します。
私も高齢者の一人です。