医学講座
第144回日本美容外科学会学術集会(東京)②
今日は2022年6月26日(日)です。
第144回日本美容外科学会学術集会は、
参加者が180人と、
土曜日午後から半日の学会としては、
大盛況でした。
さすが、宮田成章先生はすごいです。
とても充実した内容の学会でした。
■ ■
昨日の学会で一番お伝えしたいことは、
美容外科学会なのに、
『切る手術』は時代の流れではなく、
『切らない施術』が流行っています。
世界中、同じような傾向です。
誰でも切らないで、
♡きれいになりたい♡
…と思うのは当然です。
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それじゃぁ、
『切らない施術』は安全かというと?
とんでもない!
「プチ整形」まさか失明
私が情報を提供して、
新聞記事にしてもらいました。
2016年のことです。
さすがに失明事故は減っていますが、
まだ深刻な健康被害もあります。
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昨日の第144回日本美容外科学会学術集会で、
会長の宮田成章みやたなりあき先生が取り上げられたのが、
シンポジウム2
over filled syndrome 入れ過ぎか適量かでした。
ヒアルロン酸の入れすぎによる、
いわゆるヒアル顔です。
ある女性の先生が、
美容皮膚科の女医さんにもいらっしゃると言われてました。
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昨日は宮田成章先生のご尽力で、
このヒアル顔を早くから問題提起された、
マレーシアのTingsong Lim先生が、
ビデオで発表してくださいました。
下の図のように、
ヒアルロン酸を入れすぎてしまい、
ほほが不自然に膨らんだ人をみかけます。
『切らない治療』もちゃんとした先生にかからないと、
とんでもない顔になってしまいます。