医学講座
第110回日本美容外科学会報告①
昨日の美容外科学会は、とても勉強になりました。
まるで眼瞼下垂学会のようでした。
今まで、
日本形成外科学会でも、
日本美容外科学会でも、
これだけ眼瞼下垂を議論したことはありませんでした。
会長の宇津木龍一先生の企画力に脱帽です。
■ ■
学会を聞いた感想は…
どの先生も苦労して手術しているなぁ~
左右差を無くするのは、大変だなぁ~
眼瞼下垂症手術は、
やればやるほど難しい手術です。
これが、学会の正直な感想です。
■ ■
患者さんの満足度を上げるのは…
大変なことだと思いました。
昨日の学会で印象に残った発表は、
北里研究所病院美容医学センター、
佐藤英明先生のご発表でした。
眼瞼下垂症手術をしても、
鼻根部(鼻の付け根)の…
横じわが目立った!
という患者さんのご不満。
■ ■
ご高齢の方で…
とくに皮膚が余っていて…
眼瞼下垂の手術で…
眉が下がって…
その結果、
鼻の付け根のしわが目立つようになった!
確かに、経験することがあります。
■ ■
学会長の…
宇津木龍一先生のご発表も勉強になりました。
さすが帝国ホテルで…
超セレブな方を担当していらっしゃる先生。
瞼(まぶた)を治す前に…
額や眉を治してしまう…。
保険診療だけではできない治療です。
■ ■
形成外科の技術力で、
いかに患者さんの満足度を上げ…
より自然に美しく見せるか…
帝国ホテルの、
宇津木流の技(わざ)を見せていただきました。
半日の学会でしたが、
実に有意義な学会でした。
宇津木先生ありがとうございました。
“第110回日本美容外科学会報告①”へのコメント
コメントをどうぞ
有意義な学会でしたね。帝国ホテル・・ はとバスでバイキングしかしてきた事がない私、 高須先生のblogではふたつの学会が一つになるようで頑張っていらっしゃる事が書いてありました。
今回の学会はおそらく凄かったとご推察します。
大竹先生をはじめ北里ご出身の先生は凄いと思いました。、
宇津木流というクリニック名についてですが→流派(流儀)とお名前の龍一をかけて名付けられたのでしょうか。だとしたら洒落ていると思いました。
眼瞼下垂に的を絞っておられ、治療したことによる「しわ」にフォーカスを当てているところが凄いですね。患者さんが言われる「しわ」を聞き流すことなくフォーカスし、安全な治療方法をディスカッションし模索する姿勢は凄いこです。しわと闘い治療されているからこそできる発想やひらめきがあるのだとご推察しました。
年をとると瞼が痩せたり(例外ふくよかな人もいます)張りが無くなってきます。ご高齢の患者様の場合、皮膚を多めに切り取るだけでは完全な解決策には至らない場合があるのだと思いました。筋肉の衰えだけでなく、脂肪が極端に少なく、コラーゲンが減少し、張りが無くなったというのが原因だと推察します。解決策としてはコラーゲン注入なのか自家組織移動&移植なのでしょうか。
追記
本間先生、気になる下垂演題で気になる発表があれば教えて欲しいです。よろしくお願いします。
某サイトで間違った事を書いている方へ。
眼瞼下垂は病気です。 確かに年齢を重ねれば 皮膚もたるんできます。下垂により視野が狭くなったり 肩が凝ったり 、先生のように 細かい手術をする方々には特に手術をした方がいいと思います。病気なのですから、保険適用でしてくださる所で受けたいと思います。だんだん 瞼が垂れ 見えづらくなり 危ないので母さえ 手術を受ける気になれば連れて行くのですが、、片目のジャックみたいで 子供が見ると怖がられ泣かれます。こんな方々も保険適用したら税金の無駄使いというのですか?