医学講座
開業への思い①
私のように長い間勤務医をして…
50歳近くで開業する医師は…
医療に関する知識や技術で…
苦労することは少ないと思います。
そもそも…
手術が下手な先生は自分でもわかっているので…
無謀な開業はしません。
■ ■
開業するのに…
何が大変か?
…まず、開業資金です。
勤務医は…
世間一般に思われているほど…
お金持ちではありません。
■ ■
解雇通告と就職活動という…
2010年10月16日の院長日記に書いてあります。
私は2002年3月7日木曜日に、
札幌医科大学医学部長室で、
神保孝一医学部長から解雇通告を受けました。
公務員なので…
『辞めろ』とは言えません。
周到に準備された、
【本間追い出し計画】により、
形成外科医局の女医さんが文章を準備していました。
■ ■
医師でも…
私のように…
ある日突然職を失うこともあります。
医師としての技量と…
開業して…
クリニックを経営する能力は違います。
コンサルタントや…
業者さんの言いなりになって…
借金とリースで開業すると倒産の危機です。
■ ■
開業時の苦労という…
2007年8月5日の院長日記を読んでください。
今まで雇われていた医師が、
ある日突然、雇用主になったら大変です。
お金がなくても…
従業員のお給料は払わなくてはなりません。
労基法も労働基準局も知りません。
■ ■
開業する一番のメリットは…
自分の夢とロマンを実現できることです。
私の夢とロマンは…
他の美容外科で受けたら…
50万円もするような眼瞼下垂症手術が…
保険診療で5万円で受けられる…
庶民のための美容形成外科です。
ぼったくる必要もないし…
悪魔に魂を売る必要もありません。
自分の知識や技術が…
人さまのお役に立てるのがうれしいものです。
“開業への思い①”へのコメント
コメントをどうぞ
先生 神様は みんなみてらっしゃいます。 先生に荻野利彦先生の件でメールしてから 先生の 大変なご苦労を知りました。 身体が資本ですから 健康に気をつけ、悩める患者様を助けてください。フレーフレー本間先生!!
開業された経緯は今迄の日記を拝読させて頂き
知っていました。
大学病院などに派閥があるのも…
自分で立ち上げた病院、
医師と経営を一挙にこなす重圧は相当だと思います。
我が家は自営業なので少しお気持ちがわかります。
株式会社でも同族会社なので、自分達のお給料…
黒字を願うのみです。
先生は職員の雇用やクレーマーもいるでしょうし、
ことに大変かと思います。
我が家は主人が舅の会社を継ぎ、30代で社長ですが
専務の姑に実権があります。
だから私は女子職員並の態度を取られ、
OL時代より同族会社は難しいと思いました。
何処まで行っても縁は切れませんから。
姑にはイエスマンでいなければいけないのです。
あーサラリーマンの奥さんになりたかったです。
最初はサラリーマンだったんですよ。
でも舅が倒れ、後継ぎに…アテが外れました。
本間先生の奥様も病院を辞めた時は驚かれたでしょうね。
でも頼もしい先生のお陰で、
経営の心配はなさっても、職を失った時の事を考えたら、
やはり安堵されているでしょう。
自分の夢を叶え、
患者さんの望みを叶える
大変でしょうが素敵な職業だと思います。
簡潔に書けずいつも長文ですみません。
自分の方針で、動けますよね。
上からのプレッシャーもないですし。
でも開業して維持する労力は相当なものだと思います。
確かに雇われの身は楽だとは思いますが、悪魔に魂売ったりするのは精神衛生上よくなさそうですよね。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。開業医のいいところは定年がないこと、何でも自分で決められるところです。逆に経営者としての苦労もあります。ちょっと間違うと倒産の危機です。私が好きだったサンヨーも無くなってしまいました。シャープは台湾の会社です。東芝も大変そうです。