医学講座
第42回日本美容外科学会(千葉)④
2日間の日本美容外科学会から昨夜札幌に戻りました。
札幌は寒いです。
今日の札幌は雨です。
岩波正陽先生がテーマにされた、
Combination Approach
手技の選択肢を広げよう!
…でしたが、、
65歳で頭が固い私には、
やはり切る手術が向いているようです。
■ ■
学会二日目で印象に残った発表です。
唇顎口蓋裂患者の上唇組織量不足に最終段階の治療として行う脂肪注入
藤田医科大学形成外科
表参道スキンクリニック外科センター2
○犬飼麻妃、井上義一、上原恵理、陳建穎、中西雄ニ2
唇裂の患者さんに、
脂肪注入をして口唇形態を整える手術です。
■ ■
形成外科で手術をしても、
どうしても口唇の左右差が気になることがあります。
従来は、
Abbe Flapアッベ皮弁という、
大がかりな手術が必要でした。
藤田医科大学形成外科の、
犬飼麻妃先生が発表された、
脂肪注入による修正手術はとてもいい結果でした。
■ ■
藤田医科大学形成外科は、
古くから唇顎口蓋裂治療に力を入れている大学病院です。
昨日の院長日記にも書きましたが、
若い先生が日本美容外科学会に参加して、
美容外科の手技を学んで、
形成外科の治療に生かすのはいいことです。
これからも日本美容外科学会が発展することを願っています。
岩波正陽先生ありがとうございました。
“第42回日本美容外科学会(千葉)④”へのコメント
コメントをどうぞ
お題と違う話しですみません。形成外科医の本間先生にお聞きします。妹は癌で膀胱を失いへその脇から尿が出るようです。とても落ち込んでいます。亡くなった方の膀胱を貰うのか私の膀胱を半分にして妹にあげて形成できないものでしょうか?卵巣癌手術から4年、婦人科の先生に○さん良かったですね。検診で見つかってと言われたそうですが、何がそんなに良かったのか教えて欲しいです。CTの検査が3ヶ月から半年になったばかりで、3ヶ月だったらなあ、悔しい思いです。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。さくらんぼさんや妹さんのお気持ちは痛いほどよくわかります。腎臓は亡くなった方とか配偶者からの提供で移植できますが、膀胱はできません。自分の腸管などを使う代用膀胱という技術がありますができないこともあります。腎臓を移植しても一生免疫抑制剤を内服しなくてはいけません。尿をお腹から外に出して袋に貯める方法が技術的に確立されています。大変だと思いますがそうして生活している方が多くいらっしゃいます。CT検査を3ヵ月早くしていれば、、、という思いも理解できますが、ある程度の大きさにならないとCT画像に写らないので、私も早く見つかってよかったと思っています。これから受ける手術は大変ですが有名人でも膀胱癌を公表してがんばっていらっしゃる方が多くいらっしゃいます。妹さんにも手術を受けて長生きしていただきたいです。
学会お疲れさまでした。
飛行機も滞りなく良かったです。
本間先生は形成外科のご経験が
豊富なので切る手術の技術が、
すばらしいのだと思いました。
お若い先生方が学会などで
信頼できるお医者さまから
積極的に学ぶことは今後の医療の
発展にも繋がることだと思いました。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。私は古いタイプの形成外科医なので【切る手術】にこだわりがあります。生まれつきの病気を少しでも快適に生活できるようにして差し上げるのが形成外科医の役割だと思っています。美容外科の知識や技術を形成外科に応用できるのはいいことだと考えています。
頭痛のため、お休みさせて頂きましたm(_ _)m
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
お大事になさってください。
学会お疲れ様です。
いつも勉学に励まれて、日記もかかさず患者さんとコミュニケーションも取られていて、先生は本当にすごいですね。
そのようなお医者さんが増えたら、私達患者は安心ですね。
お身体に気をつけてお仕事頑張って下さい。
先生を見習って私も頑張りたいです。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。若い先生の発表を聞いて刺激を受けています。学会に参加して勉強をすると楽しいです。