二重・眼瞼下垂
二重の幅と眉の位置⑤
どんなに上等なカシミヤのセーターでも…
何年も着ていると伸びます。
2010年5月11日の院長日記、
眼瞼下垂症講座⑨【切開の長さ】に書いてあります。
若い人の皮膚は弾力があって、
はじけるようです。
年齢とともに弾力を失い…
『しわ・たるみ』の原因となります。
■ ■
若い頃にミス○○だった方でも…
年齢とともに丸かった目が…
三角形になってきます。
外側が下がってくるので…
横から来た自転車に気付かず…
衝突しそうになったという方も来院されました。
■ ■
皮膚が伸びてしまっているので…
丈を詰めなければなりません。
余っている皮膚を切除します。
眼瞼下垂症手術では、
眼瞼挙筋(がんけんきょきん)という…
筋肉を調節します。
丈を詰めて…
筋肉のパワーUPもします。
■ ■
皮膚を切除する位置は…
通常、二重ラインでします。
そうすると…
目を開いている時には目立たないからです。
眉下のラインで切開する方法もあります。
眉下切開(まゆしたせっかい)と呼ばれています。
関西の先生がよく発表していらっしゃいました。
この方法は眉下に傷ができますが、
眉を細く描く習慣のある方でしたら、
目の印象が変わりにくいという利点もあります。
濃いアートメイクを入れた方でも、
アートメイクごと切除することもあります。
目の手術は患者さん毎に…
いろいろな方法を選んで手術をしています。
まぶたが下がってものが見えません
手術前です
皮膚を切除したので
腫れが残っています
手術一ヵ月後です
手術3年後です
眉とまつ毛の間が狭くなっています
“二重の幅と眉の位置⑤”へのコメント
コメントをどうぞ
先日眉のアートメイクを美容外科で手術して、ギズにゲンタシン軟膏をつけてかぶれてしまった患者さんが、皮膚科で治してほしいと受診されました。
ゲンタシンのかぶれは4〜5日で良くなりましたが、たぶん失敗したであろうアートメイクごと切除された部分は・・・なんちゃって美容外科に通院した方が良い事をお話しました。
何だか可哀想でした。