医学講座

マイナー科の定期試験問題

 まずは今日のお題の説明からです。
 医科では、
 内科や外科などをメジャー、
 皮膚科、
 眼科、
 形成外科などを
 マイナーと呼びます。
 大きな科と小さな科の違い。
 メジャーリーグとマイナーリーグの違いのようなものです。
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 皮膚科の…
 まみ子師長さんから…
 次のコメントをいただきました。
 関係なくて申し訳ありませんが、
 看護学校の皮膚科試験の解答が終わり凹みました。
 43人中21人が60点以下の赤点でした。
 でも100点の生徒さんが一人いました。
 過去問に頼らずに、
 新しい問題を考えて、
 サービス問題も取り入れて・・・
 頑張ったんですが。
 やっぱ教え方に問題あったんでしょうか?
 ここ出ますよ。
 ここも出ますよ。
 と教えてあげた所以外は全滅の生徒さん、
 もう少し幅を広げましょう。
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 私はまみ子師長さんの…
 教え方に問題があったとは思いません。
 正直に申し上げて…
 私は皮膚科は苦手でした。
 病名の難しい漢字が読めませんした。
 尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)⇒いぼのことです。
 足白癬(あしはくせん)⇒足の水虫です。
 伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)⇒みずいぼです。
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 今の学生さんは、
 私たちの頃とは勉強法も違います。
 スマートホンとPCを駆使して、
 ネットで情報を見つけます。
 過去問も昔はコピーして持っていましたが、
 今はネット上にPDFファイルでUPしてあったりします。
 とにかくインターネットは…
 学生の勉強法も変えました。
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 自分自身もそうですが…
 試験勉強で覚えた知識は…
 たとえ徹夜で勉強しても…
 試験が済んだら悲しいほど忘れてしまいます。
 逆に…
 授業中に先生が何気なく言ったひとことを…
 ずっと忘れずに覚えていることもあります。
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 私は、
 講義の目標を…
 国家試験に通る最低限の知識は忘れない。
 忘れても…
 後で勉強した時に思い出せる程度の知識は講義で教える。
 …ということにしています。
 後は…
 将来、医療現場で働いた時に困らないように…
 院内の各種委員会で困らないように…
 働いて困った時にどう対処するか…?
 …ということを体験をもとに話しています。
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 試験問題は、
 過去の国家試験問題、
 自分の過去問などを少しずつ変えて出しています。
 毎年、落ちる人はいません。
 内科や小児科などと違って…
 マイナーな科はこれでいいと思います。
 将来、困った時に…
 看護学校で習ったまみ子師長さんの顔が浮かべば…
 講義は成功だと思います。
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 私も苦労して問題を作りました。
 試験問題作成の難しさ
 試験問題作成
 試験問題
 …と過去の日記にも書いてあります。
 ご批判もあると思いますが…
 マイナー科の定期試験問題は、
 国家試験に通る最低限の知識…
 …で良いのではないでしょうか?

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