医学講座

専門医より子育て

 札幌美容形成外科には、
 女性のお医者さんも、
 患者さんとして来院してくださいます。
 同業の先生にいらしていただけるのは、
 医者としてうれしいことです。
 ありがたいことです。
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 ある時、
 先生の患者さんからお聞きした言葉です。
 私は卒業してすぐに結婚しました。
 臨床研修は何とか終えたものの…
 その後に妊娠出産が続きました。
 2人の子育てで自分の(医師としての)研修はできず…
 専門医もまだ取得できていません。
 同期と比べて遅れてしまいました。

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 女医さんは、
 女性の職業として、
 最高の職種です。
 給与も男性医師と同じです。
 周囲から見ても、
 できる女性
 でも悩みはたくさんあります。
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 私からその先生への回答です。
 臨床研修を終えて、
 20代のうちに2人の子育て、
 よくやった!♡
 ごりっぱ!♡ 
 専門医取得が遅れたことなんか、
 まったく気にすることはありません。
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 世の中には、
 一度進んだ科から別の科に進む先生もいます。
 専門医取得が数年遅れたって…
 何も悲観することはありません。
 これから勉強すれば、
 いくらでもばん回できます。
 子どもさん、
 かわいいでしょう。
 それでよかったのです。
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 医学部定員増2009
 2009年12月8日の院長日記です。
 私が勤務医だった頃には、
 看護師さんの子どもは…
 院内保育所へ預けられましたが…
 女医さんの子どもは不可でした。
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 多くの働くお母さん先生は、
 無認可の保育所に預けるか…
 自分の親に育ててもらうか…
 高いお金を払って…
 ベビーシッターを頼むか…
 とにかく看護師さん以上に大変でした。
 子どもを預けるのに…
 私の当直料の何倍もかかる…
 と何人もの女医さんがこぼしていました。
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 国のお役人は気付いているのかどうか…?
 その辺は、わかりませんが、
 現在の医学部は、
 30~40%が女子学生です。
 私の頃は…
 せいぜい10%台でした。
 女医さんが増えています。
 結婚して→子どもを産んで→
 安心して働ける環境作りをすると…
 医師不足解消に役立つことは、
 現場の医師なら誰しも気付いています。

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