医学講座
糖尿病は全身の病気です
私の経験で一番良かったのは、
いい病院で、
優秀な先生たちと、
仕事ができたことです。
糖尿病もそうです。
市立札幌病院には腎センターがあります。
糖尿病性腎症で、
透析となった患者さんがたくさんいらっしゃいました。
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市立札幌病院、
糖尿病・内分泌内科部長の、
柳澤克之先生には、
北大病院に勤務していた頃から、
たくさんの糖尿病患者さんを診ていただきました。
手術前から、
しっかり糖尿病を管理して、
手術後も無事に乗り切りました。
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糖尿病で怖いのは、
目と
腎臓です。
どちらも血管がこわれるのが原因です。
最悪の場合、
目は失明してしまい。
腎臓は人工透析になります。
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糖尿病は、
しっかり治療すれば、
ふつうの人と同じように生活ができます。
公益社団法人日本糖尿病協会
HPにとても参考になることが書いてあります。
糖尿病啓発冊子
糖尿病の治療を放置した働き盛りの今
こちらをぜひ読んでいただきたいです。
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一部を引用します。
同朋の皆様へ
小倉智明
学生時代の私は、世代を代表する短距離ランナーでした。自慢ではありませんが、 学生記録をつくったこともあります。実に健康的な生活を送っていました。 しかしある時、私は太りだしました。膝をやり、腰を痛めて競技から離れ、運動量がガクンと減ったこと、 節制をやめてよく食べるようになったこと、時間の不規則な業界に就職したことなどが原因でした。 病気が発覚した当初は、担当医に真顔で「このままでは死ぬよ 」 と言われたほど、 急激にからだの状態を悪くしていきました。しかし、私にも大切な家族がいます。死ぬよと言われて「ハイそうですか」と簡単にあきらめるわけにはいきません。ダイエット、食事療法、インスリンの投与といった治療をはじめました。 決して楽ではありませんでしたが、生きるために必要なこと、と前向きに受け入れました。
糖尿病は、宣告されても自覚症状がない病気です。働き盛りの皆さんは多忙な毎日の中でなかなか本気で治療に取り組めないのではないでしょうか。 治療を始めても、食事療法は食欲との戦いがつらく、運動療法も面倒で続かないものです。つい治療を投げ出してしまい、いつの聞にか取り返しのつかないことになっている、という例が多く見られるのです。
私は、28 年前に発症して、担当医に脅されたことが幸いでした。糖尿病との上手な付き合い方を見つけ、治療を明るく楽しみながら実践し続けてきました。 働き盛りの皆さんには、ぜひ元気で働いてもらいたい。糖尿病と診断されたら、決して甘く見ず、 すぐに治療をはじめてほしい。適切な治療を続ければ糖尿病は怖くありません。 新しいライフワークが出来たと思って前向きに治療に向き合ってください。家族のためにも、 あなたのためにも、どうか糖尿病とうまくつきあい、充実した人生を送ってください。
公益社団法人日本糖尿病協会
糖尿病を放置した働き盛りの今から引用