医学講座

北海道の新型肺炎患者について

 今日は2020年3月3日(火)です。
 ひな祭りの日です。
 残念なことに、
 新型コロナウイルス肺炎患者数が増えています。
 今朝の北海道新聞朝刊に、
 北海道で患者数が多い要因が載っていました。
 私は他の要因もあると思っています
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 2020年3月3日、北海道新聞朝刊の記事です。
 新型肺炎 道内、若年層通じ拡大か
 専門家会議が見解 「軽症 気づかず各地へ」
 新型コロナウイルスの感染防止策を検討する政府の専門家会議は2日、感染者が多い道内の状況についての見解を発表した。札幌市など都市部で感染した重症化リスクの低い10代後半から30代の若者層が「気づかないうちに感染拡大に重要な役割を果たした」と指摘、この1、2週間で対策を講じなければ多くの人々に健康被害を及ぼすと警鐘を鳴らした。道民に軽い風邪症状でも外出を避け、閉鎖的な場所で人と接触しないよう求め、企業に出張を最低限にすることを提案した。
 見解は、専門家会議メンバーの西浦博北大教授と押谷仁東北大教授らが道内で2月下旬までに感染を確認した約50人の症例分析に基づく。札幌は感染確認が人口比では少ない一方、地方の高齢者に感染が相次いでいることから、症状が軽かったり、表面化しなかったりする若年の感染者集団(クラスター)が都市部に複数あると推定。感染者は人と接する機会が多く、地方に移動して高齢者に感染させたと考えられるという。
 西浦教授は、1~2月のさっぽろ雪まつりの後に道内の感染確認が急増したことから「潜伏期間を考えると、まつり期間に中国の観光客などから感染が広がった可能性がある」と指摘。2日現在で77人が確認されている道内の感染者数について、2月25日時点で約940人に上っていたと統計学的な手法で試算した。
 感染拡大を防ぐため、道民にカラオケボックスやライブハウスなど風通しが悪い場所と近くでの会話を避け、企業にはテレワークやオンライン会議の活用を求めた。副座長の尾身茂・地域医療機能推進機構理事長は「感染者を急激に減らすことも可能だ」と強調した。専門家会議は近く感染を抑える行動指針も定める。
 専門家会議は別に、道内を含む全国約110人の感染データの分析結果も公表。感染者の80%は他人に感染させてないと説明した。症状は80%が軽症、14%が重症、6%が重篤。感染者集団の小規模な事例として北見市の生活関連商品展示会参加者の感染を挙げた。(荒谷健一郎、木村直人)

 (以上、北海道新聞より引用)

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 北大の西浦博教授によると、
 統計学的な手法で試算すると、
 940人が感染しているそうです。
 私の感覚では、
 1000人以上の感染者がいると思います。
 その80%が軽症で、
 症状がない人もいます。
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 医学的に
 不顕性感染ふけんせいかんせんと呼びます。
 日本救急医学会HPの解説です。
 細菌やウイルスなど病原体の感染を受けたにもかかわらず,感染症状を発症していない状態をいう。一般に感染しても必ず発症するとはいえず,大部分がこの不顕性感染となる。感染症状は抗体陽性や遅延型過敏反応などで確認される。不顕性感染の人はしばしば保菌者(キャリア)となり,病原体を排泄し感染源となる可能性が高いので疫学上問題となる。
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 報道されているように、
 換気が悪く、
 不特定多数の人が集まるところに行かないことです。
 早く終息してほしいですが、
 日本も、
 世界も、
 患者数はまだ増えると(私は)予測しています。
 手洗いをしっかりしましょう。

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