医学講座

抗原と抗体のお話し

 今日は2020年3月15日(日)です。
 新型コロナウイルスの感染者数がまだ増えています。
 札幌美容形成外科の近くにある、
 三越札幌店の店員さんが感染しました。
 今日は日曜日なのに、、、
 三越札幌店と同じグループの丸井今井が、
 全館臨時休業になりました。
 大変なことです。
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 私の院長日記で、
 不顕性感染ふけんせいかんせんという言葉が出てきます。
 日本救急医学会HPの解説です
 細菌やウイルスなど病原体の感染を受けたにもかかわらず,
 感染症状を発症していない状態をいう。
 一般に感染しても必ず発症するとはいえず大部分がこの不顕性感染となる。
 感染症状は抗体陽性や遅延型過敏反応などで確認される。
 不顕性感染の人はしばしば保菌者(キャリア)となり
 病原体を排泄し感染源となる可能性が高いので疫学上問題となる。

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 救急医学会の解説は、
 読んでも難しくて理解しにくい部分があります。
 そもそも、
 抗原こうげん
 抗体こうたい

 高校の生物で習ったような気もするが、、、
 どっちがどっちだか忘れて、
 テストで間違った人もいると思います。
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 抗体について、
 中外製薬HPにわかりやすい解説がありました
 下のマンガにある、
 かわいい顔をした、
 虫みたいなのが、
 抗体こうたいです。
 抗体は動物の体内でつくられる、
 免疫グロブリンというたんぱく質です。
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 私たちの身体に、
 新型コロナウイルスのような外敵が入ってくると、
 身体を守るために抗体をつくります。
 抗体をつくっているのは、
 B細胞というリンパ球です。
 免疫機能が正常に働いていると、
 ウイルスが入ってきても、
 ちょっと風邪をひいた程度で終わります。
 それが不顕性感染です。
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 本間仮説によれば、
 日本には発表されているより多くの、
 新型コロナウイルス感染者がいます。
 不顕性感染で、
 すでに抗体ができている人です。
 日本の感染者数が少ないのは、
 検査を受けた人数が少ないからです。
 このまま不顕性感染が増えると、
 COVID-19コビット-19は終息してきます。


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