医療問題

うつ病

 今朝の朝日新聞に『まじめ世代 成果主義に追われ・・・気づけば うつ』という記事が掲載されていました。
 厚生労働省によると、仕事のストレスによるうつ病などで労災認定を受けた人は2005年度で127人。うち40人が自殺していました。認定(を受けた人)の6割が20~30代でした。
 就職氷河期を乗り越えて正社員になったとしても、それがゴールではない。競争社会に放り込まれ、成果主義を突きつけられる。まじめさ故に、自分自身を追い込んでいく人たちがいる。
 うつ病をネットで検索してみました。うつ病になりやすいのは、責任感が強く、仕事熱心。その一方で、他人への配慮も人一倍するような人です。そういう性格をメランコリー親和型性格といいます。こういう人は、現実にはまわりの人からは信頼が厚く頼りにされるので、要職に就くことも多くなります。また、うつ病の人には創造性が高い人が多く、その結果作家にもうつ病の人はたくさんいます。自分の問題は自分で解決しようという傾向が強いこともそのひとつです。また、周囲の人も、心の問題は医療の対象ではないと考えがちです。こうしたことのために、治療が遅れたり、まったく治療されなかったりということが起こるのです。
 これを読んでゾッとしました。『責任感が強く、仕事熱心。その一方で、他人への配慮も人一倍するような人』は、まさに私のことです。今まで52年間、さまざまなストレスにさらされて生きてきました。その都度、信じられない回復力で乗り切ってきました。おかげ様でクリニックは開業して2年5ヵ月が経過しました。医療不況にもかかわらず、たくさんのお客様にご来院いただき順調です。お客様や職員に心から感謝しております。
 ただ個人的に、昨年暮れに一本の太い信頼の絆(きずな)を切られ、人生で最悪のお正月を迎えました。かなり落ち込みました。幸いなことに、私は私を支えてくれる多くの方に助けられました。家族・職員・友人・知人多くの方からサポートをいただきました。本当にありがとうございます。私は仕事人間ではありませんが、美容外科という仕事が好きです。何と言っても、キレイに仕上がって嬉しそうになさる患者様の顔を見るのが一番の楽しみです。また明日から元気に働きます。

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