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ストレスに強くなる

 安倍首相が突然辞任し、海外からも酷評されています。
 昨日は、慶応病院で相川病院長以下が記者会見をしました。
 以下は朝日新聞から引用しました。
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 安倍首相が入院した慶応大学病院では、13日午後2時から、主治医の日比紀文・医学部教授(消化器内科)が記者会見し、「機能性胃腸障害が悪化し、全身が衰弱している」と病状を説明した。
 機能性胃腸障害は、ストレスや精神的な疲労が引き金となり、おなか上部の膨満感や灼熱(しゃくねつ)感、みぞおちの痛みなどの症状がある。
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 日比教授によると、安倍首相は、1ヵ月以上前から食欲不振や胃もたれなどの症状を訴えていた。当初は軽かったが、数週間前にウイルス性とみられる腸炎を起こすなどして悪化。シドニーでのアジア太平洋経済協力会議(APEC)から帰国した10日ごろから、疲労感も強くなった。「体重はここ数カ月で5キロほど減った。3、4日の入院が必要」と話した。
 辞任表明直後の12日夕方にも診察したが、13日はさらに衰弱が進み、「(公務の)緊張状態を続けるのは、少し難しいと判断した」という。ただ、「(進退について)総理にアドバイスしたことはない。数日前まで執務に全く支障はない状態だった」と強調した。
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 胃腸の病気に詳しい国立病院機構さいがた病院(新潟県上越市)の松枝啓院長は「薬で治療することもあるが、多くは生活習慣や食生活を改善し、ストレスを減らせば良くなる」としている。
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 「翼短かったタカ」… 安倍退陣、海外メディア辛らつ
 13日付米紙ワシントン・ポストは、安倍首相が7月末の参院選で惨敗して以来、「生けるしかばね」だったと酷評。
 ニューヨーク・タイムズは首相は「闘う政治家」と自らを表現したが、「明らかに闘う度胸を持っていなかった」と戦意喪失の様を紹介。タイミングも「不可解だ」としている。
 (平成19年9月13日朝日新聞より引用)
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 安倍晋三さんは私と同じ昭和29年9月生まれです。
 私たちが子供の頃は、テレビが普及しはじめ、鉄腕アトムやひょっこりひょうたん島を見て育った世代です。
 高校生の頃には、田中角栄さんが首相になりました。小学校しか出ていない、越後の田舎者が努力で首相になったと日本中が興奮しました。田中首相は、コンピューター付ブルドーザーと言われていました。
 本屋さんの店頭には、田中首相の日本列島改造論が高く積まれ、北海道も好景気になりました。
 その頃の北海道は、炭鉱が相次いで閉山し、今よりも元気がなかったように思います。その次にオイルショックがきて、トイレットペーパーがなくなりました。
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 安倍さんは、小学校から私立の成蹊学園へ入学。大学までエスカレーター式に卒業してます。
 父の安倍晋太郎さんが、1963年に選挙で落選するという‘苦労’はあったようですが、小学校3年生程度で、両親と離れて生活していたので、お金に困るようなことはなかったと思います。
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 人間はさまざまなストレスに晒されて生きて行きます。
 子供の頃から、転校が多かった人は、転校の度に新しい土地で友人を見つけなければなりません。何度も転校という試練が与えられると、自然とともだちを作る能力ができてきます。
 小さい頃から病気がちの人は、自然と上手に病気と付き合う方法を身につけるものです。
 何回も入試に落ちて浪人した人は、どうしたらショックから立ち直って、次のステップを踏み出すかを自然と身につけます。
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 こうした、さまざまな試練を経て人間は強くなります。温室栽培の植物より、自然の厳しい世界で育った植物の方が強いのと同じです。
 次の首相には、逆境にも強い人、自分も苦労して弱者の気持ちがわかる人になっていただきたいと願っています。
 ‘美しい国’は要りません。安心して暮らせる国づくりをしてください。安心して平和に暮らしていると、国は自然と美しくなります。人間も同じです。

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