昔の記憶
医師国家試験合格発表
今日(平成24年3月19日)は、
第106回医師国家試験合格発表の日です。
私が受験したのは…
今から32年前でした。
私の時は、
第69回医師国家試験でした。
受験番号129番でした。
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受験票は今でも持っています。
『69』回の回数、
受験地、札幌
氏名、
生年月日は、
手書きでした。
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今の医師国家試験も、
『106』回の106という数字、
受験地、
住所、
氏名、
生年月日、
卒業学校名、
…などは手書きです。
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手書きにするのは…
本人の筆跡を確認する目的でしょうか?
国家試験の問題形式は、
筆記試験のみです。
マークシート方式です。
実技試験はありません。
私の時は2日間、
今は3日間朝から夕方まであります。
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今年の合格発表は14:00に…
厚生労働省に掲示されるのと同時に、
インターネットでも確認できます。
厚生労働省HPに、
受験番号が掲載されます。
昔は、
札幌医大の近くにあった、
厚生省の北海道医務局に掲示されました。
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32年前は、
国家試験合格者名が、
北海道新聞に掲載されました。
実は、
私たちの時代には、
国家試験の合否を、
発表の前日に…
北海道新聞社に電話で問い合わせていました。
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詳しい理由はわかりませんが…
当時の新聞は…
活字をひろって紙面を組む時代だったと思います。
厚生省から、
各新聞社に前日午前に原稿が配られたようです。
その原稿を見て…
新聞社の人が合否を教えてくれました。
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当時は4月に国家試験がありました。
発表は5月でした。
北大病院の研修医になっていた私は…
おそるおそる…
『受験番号129番の本間賢一』です…
…と聞いた記憶があります。
『おめでとうございます』
…と新聞社の人が教えてくれました。
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今から考えると…
古き良き時代だったと思います。
どきどきしながら…
合否を聞いた覚えがあります。
実際に医師免許証を手にしたのは6月でした。
合格発表の後で保健所に診断書や申請書を提出し、
医籍という医師の戸籍みたいなところに登録されたのが、
昭和55年(1980年)5月26日でした。