医学講座
早すぎる死防ぎたい
平成24年3月3日、朝日新聞朝刊、
ひとときからの引用です。
早すぎる死防ぎたい
昨年3月、若年性の大腸がんのため、31歳のめいが亡くなりました。5歳と3歳の男の子を残した早すぎる死でした。
1年半前、職場の健康診断の結果があまりにも悪かったため総合病院を受診したところ、すでに多くの臓器やリンパ節にも転移していました。余命一カ月と診断されましたが、奇跡的に手術が成功。以後、抗がん剤治療を受けながら闘病生活を送りました。仕事を続け、家事・育児にも奮闘しました。しかし、次第に入退院を繰り返すようになり、ホスピスで最期を迎えました。
予兆はあったようで、第2子出産後、ときどき下血していたようです。「痔だろう」と軽く考え、多忙なこともあって受診を先延ばしにしたようです。
「若い人の大腸がんはまれ」と聞きます。それだけに取り返しのつかないこともあるようです。
若い女性の場合、大腸検査には抵抗があるとも思います。しかし、早期に発見すれば、確実に良くなるといいます。
間もなく一周忌がめぐってきます。めいの例を参考にしてもらい、悔しい思いをする人が1人でも少なくなればと思います。
愛知県春日井市_吉田美奈子_ケアマネジヤー_60歳
(以上、朝日新聞より引用)
■ ■
31歳は若すぎる死です。
予防医学が発達した今日でも…
がんで亡くなる若い方はいらっしゃいます。
どうにかして…
尊い命を守りたいと思います。
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職場の健康診断を受けられる方はまだ良いほうで…
健康診断を受けたことも…
採血をして検査をしたことも…
一度もない!
…という方もいらっしゃいます。
■ ■
北海道医報という…
北海道医師会の広報誌2012年3月号に、
北海道対がん協会の
菊地浩吉先生が、
若い医師よ、癌で死ぬな
…という投稿を寄せられています。
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菊地先生は、
元札幌医大学長、
私が病理学を習った先生です。
大浦武彦先生と同期です。
菊地先生によると…
北海道対がん協会では、
日曜日にも検診をしているそうです。
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私も…
職場の法定定期健診しか受けていないので…
これを機会にがん検診を…
受けてみようか…?
…と考えました。