医学講座

褥瘡(じょくそう)は形成外科です

 早いもので2015年5月1日です。
 私の院長日記も、
 いつまで続くことやら?
 …と思いながら、
 まだ続いています。
 ネタに困ることもありますが、
 何を書くかは自由なので続けられます。
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 昨日、親戚と電話をしました。
 私のおばです
 料理が上手で、
 よく手料理をご馳走してくれました。
 いつも笑顔で明るい女性です。
 難しい病気になったと聞いて、
 心配していました。
 電話で話したら予想以上に元気でした。
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 体調を崩して…
 体重が減ってしまったら、
 背中にじょくそうというのができて、
 痛くて座ることもできなかった。
 お薬をもらって、
 かなりよくなった。

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 電話で、
 褥瘡じょくそうは、
 僕の専門なんです。
 …と言うと、
 あら、(知らなかったわ)
 まだまだ形成外科の専門分野は知られていないようです。
 美容整形の先生が、
 じょくそうが専門だなんて思いません。
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 今はクリニックの構造上、
 寝たきりの患者さんや、
 車椅子の患者さんは診察できません。
 でも、
 大学病院の形成外科や、
 大きな病院の形成外科では、
 じょくそう褥瘡をみてくれます。
 褥瘡や下肢のキズは、
 形成外科治療の大きな部分を占めるようになりました。
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 形成外科はキズを治すプロです
 えらそうに書いていますが、
 キズを治すプロは、
 手術が上手だというだけではありません。
 褥瘡じょくそう
 熱傷ねっしょう
 難治性潰瘍なんちせいかいよう

 治りにくい創に、
 どんな軟膏を使うか?
 どんなを使うか?
 どんなテープ機材を使うか?
 こんな知識も形成外科専門医には必要です。
 治りにくいきずがあったら、
 大きな病院の形成外科にかかってください。

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