医学講座
90歳の母親iPadをこわす
私は朝一番先にクリニックに来て、
この院長日記を書いて、
診療の準備をして、
夜一番遅くまで残って、
メールの返信を書いて、
帰宅します。
そんな生活を15年近くしています。
■ ■
先日、
ようやく帰宅できる時間になった頃に、
90歳の母親から電話がありました。
iPadが使えなくなった
嫌な予感がしていました。
私にappleからその日の夕方メールが届きました。
How to reset your Apple ID password.
母親のApple IDに何かをしようとしたので、
私に確認メールが届きます。
(最初から私が設定しました)
■ ■
すぐに母親に電話をして、
私:あいぱっどに何かした?
ばあさん:LINEの音が出なくなったので、設定しようとした。
私:無理だから何もしないで
ばあさん:わかった。
電話が来たのはその2時間後でした。
私が何もするな!
…と言ったのに、
わけもわからず設定しようとして、
ついに、
パスコードを10回以上間違えて使えなくなりました。
■ ■
翌日、クリニックにiPadを持ってきて、
うちの奥さんに、
あいぱっどのぱすぽーとが、
わからなくなった。
何だったか?
…と話したそうです。
うちの奥さんも、
あいぱっどのぱすわーどだよね。
私:それぱすこーど
■ ■
iPhoneもiPadも、
Appleが設定したセキュリティー対策のため、
ぱすこーどを10回間違えると、
初期化しなければ使えなくなります。
母親のiPadには、
ぱすこーどは設定していませんでした。
それを何かわからない文字をいれて、
ばあさんが使えなくしてしまいました。
■ ■
仕方がないので、
初期化して、
バックアップから復元しました。
LINEだけは、
携帯電話がないと再設定できず、
仕事が終わってから実家に行って再設定します。
あーぁ。
90歳だから仕方がないか!
ばあさんもうこわさないでくれ!