医学講座
首のいぼ
首にいぼがあって…
じゃまなので取ってください…
…というご依頼があります。
首にできるいぼは…
軟線維腫なんせんいしゅ
…といいます。
皮膚のできもの②
…という2008年10月22日の院長日記に書いてあります。
■ ■
軟繊維腫(なんせんいしゅ)は、
切除したり、
電気メスで焼いたりするのが、
確実な治療法です。
鋏(はさみ)で、
‘ちょん’と切る方法もありますが、
血が出て困ることもあります。
■ ■
ニキビをつぶしたような赤味が残ります。
赤味がある間は軟膏を続けて、
紫外線を避けるようにします。
首を隠せるセーターなどを着る時期が…
治療に向いている季節です。
赤味がある間に…
紫外線に当たると、
茶色のシミになります。
■ ■
患者さんがいぼと言っても…
色素性母斑というホクロのこともあります。
脂漏性角化症ということもあります。
首にも…
ウイルス性いぼができることもあります。
皮膚科や形成外科で適切に診断して…
切除することができます。
目立たないように治すには…
治療後の自己管理が大切です。
“首のいぼ”へのコメント
コメントをどうぞ
母は首にたくさんの いぼ があり ネックレスにからまったりして困っています。一度皮膚科で切ってもらったのですが、血が止まらず困りました。指に出来た 粘液膿腫で 総合病院の皮膚科に通っていて 先生に話したのだそうですが 中々数が多いせいか 採ってくださる先生がいません。猫のおっぱいのように垂れ下がった物が大部分です。切ると うつると言う人もいるのですが、ウィルスなのでしょうか?
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
お母さんくらいの年代にできる『猫のおっぱいのように垂れ下がった』のは、ウイルスではありません。保険診療で電気メスで切除すると、4個以上はいくつ取っても同じ料金なので、どこの皮膚科でも形成外科でも取ってくれません。保険の料金が安すぎるのです。何十個も取ると赤字です。
首にデキモノだと夏場、気になるという事なのでしょうか…。
治療後、紫外線を浴びない、服、マフラー(冬の場合)などで創部をすらないなど大切ですね。
何百個あるかもです。 どこでも 採ってくれないのはそのせいでしたか、、、、
私もあるのですが、加齢によるものでしょうか?
以前、皮膚科を受診しましたがはさみでカットして頂きました。
再発ではなく、又違う箇所に出来たということでしょうか?