わきが

わきが治療への思い2018

 わきがシリーズ2018の続きです。
 2017年に札幌美容形成外科で行った手術で一番多いのが、
 眼瞼下垂症手術です。
 まさかの、
 だんとつ一位です。
 開業した頃には考えもしませんでした。
 激減したのが腋臭症手術です。
 建物明渡訴訟のためです。
 いつ閉院になるかわからない状態でできる手術ではありません。
      ■         ■
 私がJA帯広厚生病院を辞めて、
 開業しようと思った理由の一つがわきが治療です。
 帯広市医師会_医者のつぶやき
 以前はネットで検索するとヒットしましたが、
 今は見つけられません。
 2010年7月28日の院長日記に掲載しています。
 社団法人_帯広市医師会ホームページ
 医者のつぶやき
 形成外科医のつぶやき
 宣伝できないことのもどかしさ。
 腋臭症(わきが)は保険診療で手術をうけられます。
 私どもの帯広厚生病院をはじめ,総合病院の形成外科では,健康保険で腋臭症(わきが)の手術を行っています。
 腋臭症は手術によって改善することが可能で,手術に健康保険が適用されます。
 患者さんの中には,心ない美容外科を受診し,30万円以上の手術費用をローンで払ったにもかかわらず,手術後も症状が改善せずローンの支払いだけが残ったというお気の毒な方もいらっしゃいます。
 腋臭症の手術に健康保険が使えること自体を御存知ない方や,健康保険で手術を受けると,醜いキズアトが残ってしまうのではないかと不安を持つ人が多いようです。
 健康保険で行う手術は,皮弁法ひべんほうまたは反転剪除法はんてんせんじょほうという大部分の美容外科で行っているのと同じ方法です。人によってキズアトが少し残る方もいますが,それは手術方法よりも体質や手術後の経過によるところが大きいと思います。
 女性週刊誌を見ると,美容外科の違法宣伝のオンパレードで,ビデオや本の説明に名を借りた手術の宣伝があふれています。良心的な美容外科の中には健康保険でわきがの手術を行っているところもありますが,多額の広告宣伝費をかけているところは自費診療で費用も30万円以上はします。
 残念なことに現在の法律では,われわれがどんなに良い手術をしていてもそれを宣伝することはできません。 疾患の性質上患者さんのクチコミで情報は伝わりません。
 病院によって入院を要するところ,外来通院でできるところがありますが,手術後の安静さえ保てれば,傷はきれいに治ります。わきがで悩んでいらっしゃる方を御存知でしたら,是非教えてあげてください。
 少し長くなりましたが,医者のつぶやきに投稿させていただきます。何卒よろしくお願い申し上げます。
 〔専門科〕形成外科〔年齢〕43〔勤務〕
      ■         ■
 この医者のつぶやきは、
 今から20年前、
 43歳の時に書きました。
 今も同じ思いです。
 さくらんぼさんがコメントしてくださったように
 わきが手術は後の安静が大事なのはわかりますが、
 休みが取れなくて
 したいのに
 できない人
 たくさんいると思います。

 その通りです。
 私が生きているうちに、
 何かいい治療法ができればと願っています。

“わきが治療への思い2018”へのコメント

  1. さくらんぼ より:

    まさかのだんとつ一位とは思いませんでした、当然一位と思ってましたよ。でも先生のブログを拝見するまでは、美容外科でするものはすべて保険適用外だと思ってました。ただ読んで行くうちにクリニック選びや得意分野がある先生選びが大事だと思いました。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。私が開業しようと思った理由の一つがわきが手術です。自分には何の責任もないのににおいで悩んでいる人がいらっしゃいます。保険適応で手術ができるのに、美容外科で高い手術を受けて不満足な結果に困っている人を見て開業を決意しました。でも実際に開業してみるとわきがではなく、汗で悩んでいるだけの人が多くわき汗ボトックス注射が増えました。診療内容も変化しました。眼瞼下垂症手術は自分が受けて快適になったので増えました。

  2. なっちゅん より:

    何故かコメントしたのに消えました(T_T)

    バスのアナウンス広告は最初ワキガだったんですよね。

    ワキガも眼瞼下垂手術も
    したくても休養の取れない方が多いと思います。

    メスを使わない方法が出来るといいですね。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。バスの車内放送は最初はわきがでした。♪ わきが手術は健康保険で受けられます。わきがでお困りの方は札幌美容形成外科にご相談ください。次は厚生年金会館前です ♪というアナウンスでした。休まなくてもできる治療法があればいいです。

  3. えりー より:

    わきが治療が開業の理由のひとつ
    なのですね。そして本間先生は、
    ずっと以前から困っている患者さんの
    味方だという事がよくわかりました。

    仕事をしていると安静にする充分な時間を
    とるのは難しいと思います。
    医学が進歩してさまざな患者さんの状況に
    対応できるようになると良いですね。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    コメントをいただきありがとうございます。仕事をしながら受けられる治療でわきがが治ればいいと思います。レーザー脱毛で腋毛が無くなるように、においも無くなるといいのになぁ~と思います。

  4. まい より:

    私は10年以上前に埋没法で二重手術を行い、
    一年後くらいに線が薄くなってしまったので
    再度埋没法を行いました。
    それから10年程たったのですが最近になり
    左目が三重のようになることが目立ち
    よく見ると線も薄くなっていました。
    違和感もあります。。
    もともと瞼が厚く埋没法をした後も前を向くと
    奥二重という感じです。
    完全に取れたわけではないのでこの場合は
    保険適応にはならないのでしょうか?

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    こちらにコメントをいただいても年齢も症状もわかりません。美容目的の手術は保険適応にはなりません。保険適応になるのはまぶたが下がって見えにくいとか逆さまつげで目がいたいというような症状がある時です。

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