院長の休日

いい夫婦の次の日2012

 平成24年11月23日、朝日新聞朝刊、天声人語です。
 数字の1が二つ並んで、「いい」と語呂合わせができる11月は「いい○○の日」がいくつかある。解散後の騒がしさに忘れていたが、きのうは「いい夫婦の日」だった。だが、熟年離婚やら物騒な言葉が胸に浮かんで、首筋が寒くなる日だとこぼす同僚もいた。人はさまざまだ。
 ▼本紙歌壇の投稿歌から、選外ながらユーモアたっぷりの秀作を紹介する「朝日歌壇番外地」に、以前こんな一首があった。〈相手選ぶ眼(め)の有るわれと無き妻の結果が出た五十年目の春〉久保小八。おとぼけとおのろけ。ごちそうさま、と言いたくなる。
 ▼一般論だが、夫婦の暮らしは夫の側にいささかの「負い目」があるようだ。40代以上に聞いたあるアンケートによれば、「将来配偶者を介護したい」と答えたのは女性36%に対し、男性は55%と多かった。
 ▼数字は色々に解釈できようが、男の「罪滅ぼし」の意識もまじる気がする。そして、「有料老人ホームに入るなら同じ部屋に入りたい」は男性82%なのに、女性は66%。これは首筋がちょっと寒い。
 ▼虚実は分からないのだが、作家の花田清輝(きよてる)が一文を残している。パリの墓地に二つのお墓が並んでいて、先にできた墓にはこう書いてあるそうだ。「ジャック・ジュラン――お前を待ってるよ!」。
 ▼横の墓にはこう書いてある。「ジャクリーヌ・ジュラン――はい、まいりましたよ!」。ひるがえって昨今は、夫と一緒の墓をいやがる奥さんも多いそうだ。すきま風の手当ては、早め、こまめが肝要になる。
 (以上、朝日新聞より引用)
      ■         ■
 どこのお宅も大変そうです。
 私の知り合いの新聞記者の奥さんは…
 ご主人の帰宅が…
 深夜になったり…
 帰って来なかったり…
 いつ過労死しても不思議ではないので…
 こまめに…
 ご主人の帰宅時間を手帳につけていらっしゃるそうです。
      ■         ■
 私は自分の奥さんを介護します。
 ただ、介護のプロにお願いして…
 その方といっしょにします。
 介護はそんなに簡単ではありません。
 私の介護も…
 プロの方にお願いします。
 奥さん一人に任せると文句を言いそうです
      ■         ■
 もちろん奥さんには…
 私の介護を手伝ってもらいます。
 老々介護になったら…
 もちろんプロにお願いします。
 願わくば…
 他人にあまり迷惑をかけたくありません。
 汚くなって死ぬのもいやです
      ■         ■
 有料老人ホームに入れるか…?
 今のところわかりません。
 私は同じ部屋で結構です。
 ただ、できれば狭くても…
 自分専用の小部屋も欲しいです。
 一人静かに本を読む部屋がいいです。
 ちょっと贅沢です。
      ■         ■
 うちの奥さんが、
 私といっしょの…
 本間家の墓をいやがるか…?
 本人に聞いていないのでわかりません。
 今さら実家の墓(神戸)にも入れないので…
 いっしょの墓に入ると思います。
 仲のいい夫婦は難しいです。

“いい夫婦の次の日2012”へのコメント

  1. なっちゅん より:

    私は目下、両親の介護中です。

    父は認知症で、私の事はまだわかりますが、ディサービスで何をしてきたか、覚えてません。
    手帳に書いてきては読んで、記憶を引き出そうと自分なりに努力はしているようです。
    が…ひとたび気に入らない事があると癇癪を起こし、違う話題に持って行こうとして、なだめるのに一苦労です。

    母は奇病で歩行困難です。
    ディサービスに行きますが、内容がくだらないと思っているようで帰宅後何も話をしません。
    難聴と滑舌の悪さからすっかり寡黙になりました。
    でも私には何の不平も言いません。
    ディサービスも私の負担が減ると思い、行ってくれてるようです。
    母が私に話す言葉は「ありがとう」と感謝の言葉だけです。

    私はモルヒネを服用するほど、酷い頭痛持ちなので、負担が減るよう、主人は施設に入れろと言いますが…

    見捨てるようで、割りきれません。
    まだ介護できる内はケアマネさんに相談して色々と利用しながら頑張っていこうと思います。

    主人は私より10歳下なので、私が介護される側ですが、両親の例からいっても早くに施設に入れられそうです。
    でも主人の重荷になるのなら、自分から望んで入所する所存です。

    寂しいけれど、主人は本間先生のような考えは持ち合わせてないようですので…

  2. さくらんぼ より:

    先生 私 今妹夫婦と主人の友人からずっと手伝ってもらい 明日でふじりんご収穫終えます。主人の友人は昨年60歳で離婚しました。
    家の主人は長男で婿養子に来てくれましたが、お墓は実家に入りたいというので そうしてあげたいと思います。
    国民年金だけでは食べていけないので どちらかが 要介護 になったら福祉の力を借りたいとおもいます。
    私は今から遺言として 家族葬 、写真は今から綺麗に撮って置き墓地に置く墓石は おじぞうさんが いいので 買って置こうとおもいます。
    気に入った顔のお地蔵さんが新潟にあったので。 私はヘルパーの資格がありますが背骨が悪いので介護できません。 私が先に行ったら何もできないので今から自分でなんでもできる夫にしていると妹はいってます。
    いつも 話の最後は前世が悪いから で終わります(笑)

  3. 島子 より:

    先輩が女児3人のお母さんなのですが、子供は女の子の方が老後誰かが面倒みてくれると思うから、産むなら絶対女の子がいいよ!!
    と言っていました。ご飯を食べさせて、おむつを替えて…自分がしてきてもらった事を親にする。
    いつかそうなる日が来たら嫌がらず、自分もこうしてもらったんだ。ありがとう。という気持ちでしたいですね。
    でもずっと元気でいてくれる事が一番ですね。

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