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寒っ

 平成23年9月16日、朝日新聞朝刊の記事です。
 「寒っ」など語幹のみの形容詞や、「来れる」などのらぬき言葉。よく耳にするこれらの言葉が、実際に広く使われていることが、文化庁が9月15日に発表した2010年度の国語に関する世論調査で裏付けられた。恒例の誤りやすい言葉の調査項目では、「雨模様」、「姑息(こそく)」、「号泣する」の誤用が、本来の意味での使用を上回った。
 文化庁が、国語施策の参考にするため、2月に全国で16歳以上の2104人に面接調査した。
 今回初めての調査となった形容詞の語幹のみの表現。「寒っ」については、「自分も使う」もしくは「自分は使わないが、他人が言うのは気にならない」が合わせて85%で、以下「すごっ」「短っ」「長っ」「うるさっ」も65%以上だった。
 同庁国語課によると、「寒っ」は、19世紀の滑稽本で使用が確認されているが、そのほかの言葉については、ここ数年急速に広がりを見せているという。「テレビを通じてこうした使い方を耳にしている人が多く、抵抗感はなくなっているのではないか」と分析している。語幹のみの形容詞の用法は、文法的には、間違っていないという。
 5年ごとに定期調査をしているらぬき言葉の使用は、「来れます」が前回調査から7.8ポイント増の43.2%、「食べれない」は、同じく8.6ポイント増の35.2%に伸びた。一方、「考えれない」は、2.4ポイント増の8.1%。今回新たに調査した「見れた」は47.2%、「出れる」は44.0%の人が使っていた。
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 寒い北国に住む者の実感としては、
 寒っは、
 さむと短く発音し、
 同時に背中がぞくぞくする感じです。
 朝、初雪が降っていた時、
 暖房のない部屋に入った時、
 ぞくぞくっとして、
 寒っと思います。
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 寒いとは…
 ちょっと違った感じで使います。
 同じように…
 『痛い』も、
 『いたい』と
 『痛っ!』では、
 ちょっと感覚が違います。
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 ぬき言葉は北海道では標準語です。
 来れます43.2%、
 食べれない35.2%、
 考えれない8.1%、
 見れた47.2%、
 出れる44.0%、
 と書かれていますが北海道ではほぼ100%だと思います。
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 ただ…
 札幌美容形成外科では、
 一週間後に来られますか?は×
 一週間後に来れますか?も×
 正解は、
 一週間後にいらしていただけますか?
 一週間後はいかがですか?
 日本語は難しいです。

(以上、朝日新聞より引用)

“寒っ”へのコメント

  1. さくらんぼ より:

    寒っ は 室内から出た瞬間寒いと感じたときなど使います。 先生のお仕事と違い私たちの 仕事は もう親戚友人感覚なので、『明日 来てけっか』あしたきていただけますかのくだけたバージョンを使う方が多いですね。 だから敬語使い方×ですみません。

  2. らずべりー より:

    おはようございます。
    暖かいところから急に外に出る時は「さむぅー」とか言ったりします。人に言っているというより、体感温度に対する率直な反応という感じです。
    丁寧語、尊敬語、謙譲語は微妙で難しいところもあります。知らぬ間に使ってしまいそうになる、目上にあたる方にご苦労様とかあまり使わないほうが良いなど、お久しぶりですも”ご無沙汰しております”の方が目上の方には丁寧とか使い分けが難しいです。

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