医学講座

道内「感染爆発」なぜ?

 今日は2020年11月11日(水)です。
 今朝も路面に雪が残っています。
 寒い朝です。
 自転車通勤は無理です。
 夏タイヤでの車の走行も無理です。
 一度とけると思いますが、
 毎年11月はこんな感じです。
 一つだけ違うのがコロナです。
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 2020年11月11日、北海道新聞朝刊の記事です。
 道内「感染爆発」なぜ GoTo東京追加が拍車/ススキノで連鎖、市中へ/ウイルス生存適した寒さ
 北海道はなぜ、新型コロナウイルスの感染者が連日100人以上増えるような状況になったのか。
 「感染爆発」だと指摘する札幌医大の當瀬規嗣教授(細胞生理学)は、9月下旬の4連休に加え、政府が10月から観光支援事業「Go Toトラベル」の対象に東京発着の旅行を追加したことが「分岐点」になったとみる。
 「人が動けば感染する確率は、当然高まる。接待を伴う飲食店で感染が広がり、『エピセンター(震源地)化』していた札幌・ススキノに道外からの観光客が入り、感染拡大に拍車がかかった」
 感染対策と感染拡大は「シーソー」のようなものだという。対策が奏功して感染者が減れば人出が増え、再び感染拡大のリスクが高まる。「道内では9月ごろまではシーソーのバランスが取れていたが、10月からススキノなどで感染者が一気に増え、札幌市の対応能力が限界を迎えた。『Go To』による人の動きのインパクトが大きすぎて、(感染ルートを追跡する)疫学調査などが追いつかなくなった」と指摘する。
 こうした現状に対し、道と札幌市は7日から27日までの3週間、ススキノの接待を伴う飲食店などに午後10時以降の営業自粛を要請。鈴木直道知事は冬が本格的に到来する前のウイルスの封じ込めを狙う。
 ただ、當瀬教授はススキノ限定の対策は「非科学的」と批判する。既にススキノの範囲を超えて感染経路不明の市中感染が広がっている上、空気感染しない新型コロナウイルス対策で地域を限定することは意味がないとみるためだ。
 それなら今、どんな対策が必要なのか。當瀬教授はススキノの接待を伴う飲食店などに営業自粛を求めるとともに、道民にも2週間の外出自粛を要請することが必要だと提唱。「現状を考えれば『Go To』の停止も検討すべきだ」とも主張する。
 札幌医大の横田伸一教授(微生物学)も「結果論で言えば、ススキノでクラスターが多発していた時に拡大を抑えられれば良かったが、そのタイミングを捉えることは本当に難しい。今はススキノ対策だけでは対処しきれなくなっている」と指摘する。その上で、クラスターがススキノだけでなく、各種企業や学校、病院、高齢者施設にも広がっている現状を危惧する。
 ただ、横田教授は「外出自粛などは経済的影響が大きい。継続的に実施できる対策を考える必要がある」と指摘。人の行動を抑制しすぎれば反動が出かねないとし、「感染対策が不十分な人たちに照準を合わせ、きちんと対策してもらうよう地道に取り組むことが一番重要だ」と話す。
 一方、北海道医療大の塚本容子教授(感染管理学)は、最近の道内の感染者急増の理由は人の移動の増加ではなく、寒さと換気不足の影響が大きいと分析する。「8月のお盆時期にも人の移動は活発化したが、感染者数は大きく増えなかった。気温が下がってウイルスが生存しやすくなり、飛沫(ひまつ)が飛びやすい状況になったことが関係している」
 ススキノの接待を伴う飲食店でのクラスターの多発が、全道的な感染者急増の要因になったとの見方についても「ススキノから感染が広がったのではなく、若者全般に感染が広がっており、たまたまススキノで多くの感染者が確認されただけでは」と指摘。体力のある若い世代は感染しても無症状のケースが多いため、夏場から無症状者から無症状者へと感染が広がり、気温が下がって症状が出る人が増えてきた可能性があるとみる。
 道や札幌市の感染対策の遅れを指摘する声も強いが、塚本教授は「感染者を増やしたのは道や市ではなく、私たち自身。私たちがマスクを着用し、換気を欠かさないなどの対策を徹底すれば、感染者は必ず減る」と訴えている。(岩崎あんり)

(以上、北海道新聞より引用)

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 なるほど!と思いました。
 北海道新聞に書いてあるように、
 マスクを着用し、
 換気を欠かさない
です。
 札幌市内のクラスターは、
 薄野から
 医療機関や学校、老人施設に拡大しています。
 気のゆるみもあったと思います。
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 何とか感染拡大を食い止めるために、
 また2月や3月に戻ったつもりで、
 マスク
 手洗い
 人ごみを避ける

 それに、
 寒くても換気をする
 換気が悪いところへ行かない
 これを付け加えたいと思います。
 無事に2021年を迎えたいです。

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