医学講座

第38回日本頭蓋顎顔面外科学会学術集会(東京)③

 今日は2020年11月14日(土)です。
 昨夜、東京から帰ってきました。
 札幌も東京もcovid-19の感染者数が増えています。
 マスクをして、
 手を消毒して、
 食べに行かないで、
 コンビニのお弁当を買っていました。
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 今日は自転車で来ました。
 あと何日かなぁ~?
 札幌市の駐輪場は11月末までです。
 東京の第38回日本頭蓋顎顔面外科学会は、
 WEBでも参加できました。
 現地で参加した人数は、
 私の感覚で例年の半分以下でした。
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 私は最終日の最後まで聞いていました。
 一番印象に残ったシンポジウムです。
 シンポジウムⅢ (教育セミナー)
 第1会場11月13日(金)14:40~15:50
 「見なかったものを見る-発展途上国での頭蓋顎顔面外科手術の実状と我々にできること
 司会:土佐泰祥(昭和大学医学部形成外科学講座)朝戸裕貴(獨協医科大学形成外科学)
 ①「ミャンマーにおける頭頸部再建の実状と我々がしてきたこと― 植皮・有茎皮弁から遊離皮弁再建への道のり ―」:松本洋(岡山大学形成外科)
 ②「発展途上国における頭蓋顎顔面外科手術」:清水雄介(琉球大学大学院医学研究科形成外科学講座)
 ③「ミャンマー連邦共和国マグエ地区におけるジャパンハート口唇・口蓋裂ミッション」:西本聡(兵庫医科大学形成外科)
 ④「マダガスカル口唇口蓋裂医療協力の実状と我々にできること-9年間からの学び」:土佐泰祥(昭和大学医学部形成外科学講座)
 ⑤「エチオピアのボランティア手術における頭蓋顔面外科の実状― Facing Africaに参加して ―」:今井啓介(大阪市立総合医療センター形成外科)

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 今回の学会会長、
 慶應義塾大学形成外科の貴志和生教授のおかげです。
 見えなかった真実を見るというテーマで、
 発展途上国での形成外科医療の現状を知ることができました。
 つくづく日本は恵まれたいい国だと感じました。
 世界中には、
 口唇が割れていても、
 手術が受けられない子供たちがたくさんいることを知りました。
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 私が一番感動したのが、
 琉球大学形成外科の清水雄介先生のご発表でした。
 沖縄に行かれる前の慶応大学形成外科にいらした頃に、
 大学の先輩である、
 名古屋形成外科クリニック
 上敏明かみ としあき先生と行かれた、
 アフリカのコートジボワールでの手術です。
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 設備も電気も乏しいところで、
 局所麻酔で、
 きれいな唇顎裂の手術をなさっていました。
 ほんとうの形成外科医だと思いました。
 ノーベル平和賞ものです。
 形成外科の技術はまだまだ普及が必要です。
 学会に参加することで自分のモチベーションが上がりました。
 コロナ禍で学会を開催してくださった、
 慶應義塾大学形成外科の貴志和生教授と医局員の皆さまに感謝いたします。
 ありがとうございました。

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