昔の記憶

ちょっと、いい話

 今日は2020年11月17日(火)です。
 札幌で新型コロナの患者数が増え、
 外出自粛要請が出ました。
 このまま忘年会もなくなり、
 飲食業の方たちは新年を迎えられるのか?
 …と不安になります。
 何とか新型コロナを退治したいです。
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 今朝の北海道新聞のいずみに、
 ちょっといい話が載っていました。
 ご紹介させていただきます。
 ちょっと、いい話
 母の昔々の思い出話は、繰り返し聞いた話ばかりなので、いつも適当に相づちを打ちながら聞き流していますが、そんな中でたまに初めて聞く、ちょっといい話もあったりします。
 父と母の新婚時代の話です。警察官だった父は小さな町の駐在所で勤務していました。お祭りの夜、巡回警備に出かける際、母にただ歩いてくるだけだから一緒についてきても良いと言ったそうです。母は大急ぎで一番上等の着物に着替えてついて行ったそうです。
 制服姿の父の後を三歩下がってついて行った母。でも人目のないところでは、二人手をつないで歩いたとうれしそうに話してくれました。まだ20代の父と母の幸せな思い出話は、聞いていてもうれしくなります。
 その後、姉が生まれ、年子で私が生まれました。私が生後6カ月の時に父に召集令状がきました。当時の任地だった天売島で幼子2人をおぶって抱いて、小さな舟が見えなくなるまで見送ったといいます。そして父は二度と母の元に帰ってくることはありませんでした。たった3年3ヵ月の結婚生活でした。
 現在、母は101歳で記憶も薄れてきており、もう父の思い出話を聞くこともなくなってしまいましたが、何を忘れても父のことだけは忘れないでほしいと思います。いつか来る母の旅立ちの時に一緒に棺ひつぎに入れてほしいという父のかたみの警帽が、75年間、出番を待っています。
 滝川敏子たきかわとしこ(76歳・主婦)=恵庭市
 (以上、北海道新聞より引用)

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 かなりいい話を投稿してくださった、
 恵庭市の滝川敏子様に感謝いたします。
 101歳のお母様の、
 たった3年3ヵ月の結婚生活。
 一番上等の着物で、
 三歩下がってついて行った
 なんて素敵なお母様でしょう。
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 これはちょっとどころか、
 かなりいい話です。
 天売島は北海道の離島です。
 お医者さんが不足している島です。
 私の札幌西高校の恩師、
 藤枝正道先生が、
 道立天売高校の校長先生をなさっていらしたことがありました。

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