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道後温泉

 日本美容外科学会に参加するため、四国の松山に来ました。四国に来たのははじめてです。昨日は14:00まで診療して、その後東京経由で松山に来ました。松山はいで湯と文学の街。有名な道後温泉や夏目漱石の小説「坊っちゃん」の故郷です。
 道後温泉は日本三古湯の一つ。兵庫の有馬温泉、和歌山の白浜温泉、そして道後温泉といわれています。中でも道後温泉は、「日本書紀」にも登場し、文献的には我が国最古の温泉であるといわれています。温泉好きの私は、今朝6:00からこの道後温泉に行ってきました。
 3000年の歴史を誇る日本最古の道後温泉。なんと聖徳太子まで入浴なさったという温泉です。期待して行きました。
 道後温泉は、明治27年に道後湯之町初代町長・伊佐庭如矢が現在の本館を造りあげました。国の重要文化財で松山市が管理しているようです。
 早起きして張り切って行ったのですが、正直なところ期待はずれでした。まず、細かいことですが、何にでも料金がかかります。受付や係りの女性は親切でしたが、貴重品はコインロッカーにお入れください。料金は\100で一度入れると戻りませんのでご注意ください(北海道なら戻りますね)。でロッカーにカバンをいれました。風呂は朝6:00だというのに、とても混んでいました。私が入ったのは一番安い‘神の湯’です。風呂から上がって髪を乾かそうとすると、ドライヤーが3分10円。今時あまり見かけない、昔、銭湯によくあったタイプでした。コインロッカーに小銭を入れてしまったので使えません。ドライヤー代がかかりますので10円お持ちくださいって言ってくれたらよかったのに…。
 お風呂は、明治時代にしては立派だったのでしょうが、北海道の温泉に慣れた私にとっては狭くて期待外れでした。洗い場も順番待ちでした。もちろんサウナもジャグジーもありません。明治時代にできたので当たり前ですね。
 お客様は大部分が年配の方でした。中には観光客と思われる若者もいましたが、おじいさんが多い印象でした。
 浴室と脱衣所で、とても臭いのきついワキガの方がいらっしゃいました。半径2m以内に近づくと強烈に臭いがしました。20歳位の青年で、髪や髭はこぎれいにしていましたが、本人は臭いに気づいていないと思います。札幌だったら手術してあげるのになぁ~と思いました。朝から形成外科の必要性を再認識しました。これから学会へ行って勉強してきます。

3000年の歴史がある道後温泉本館

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