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サーモンフィッシング

 北海道は秋の紅葉が終わって、雪景色の冬になるまでの期間は何もなく、観光シーズンの端境期(ハザカイキ)になります。
 11月から12月中旬までは、枯木が目について、キレイな花の咲いたお花畑も寂しくなります。
 この時期はホテルや旅館も暇になります。一年を通じて常にお客様にいらしていただければ、経営的にも安定していますが、繁忙期と閑散期の差が激しいと経営は大変です。
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 航空機の切符も、閑散期は安くなります。安い時期に旅行に行くのは楽ですが、枯木ばかりの北海道に来てもつまらなくて退屈します。
 私が北海学園大学ニトリ講座で石屋製菓の石水勲社長の講義をお聴きした時に、この北海道の観光端境期にサーモンフィッシングの構想があることを伺いました。
 一般的に北海道に遡上する鮭はシロザケと呼ばれるサケです。
 シロザケは遡上する際に餌を捕食しないので、しだいにやせ細ります。最後にはホッチャレと呼ばれる哀れな姿になり一生を終えます。
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 サケ科の魚の中には、遡上しても餌を捕食してホッチャレにならない魚種があるそうです。
 石水社長の構想では、キングサーモンの仲間を豊平川に放流して、観光端境期の10月~11月に、日本全国やアジア圏から大勢のサーモンフィッシングファンを呼ぼうというお話しでした。
 生態系に与える影響など、問題はあるのでしょうが、この景気が悪い北海道に、何か新しい観光資源を開発するのはとても有意義だと思います。
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 確かに賞味期限の問題では、石屋製菓に改善していただき、生産管理体制を新しくする必要があると思います。
 石水社長に対する非難ももっともだと思います。
 私は、石水社長が頑張って作られた、コンサドーレ札幌や白い恋人パークが北海道に役立った点を評価したいと思います。
 失敗は誰にでもあると思います。問題なのはその失敗からどう立ち直って、またやり直せるかです。
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 豊平川にたくさんの観光客がやってきて、豪快にサーモンフィッシングを楽しむのは夢がある事業だと思います。
 豊平川が無理なら、石狩川や他の一級河川でできたらと思います。
 今のままの北海道では、いつまでたっても景気がよくなりません。
 失業率も高く、生活も苦しいままです。北海道にしかできない事業を官民で考えて実行することが重要です。
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 白い恋人に一日も早く立ち直っていただきたいと願っています。
 サーモンフィッシングは一例ですが、石水社長にはこのまま退陣していただきたくないです。
 石水社長には、他の人にできない何かがあると感じました。

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