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非喫煙者を守る会創立30年

 昨夜(平成19年8月27日)、非喫煙者を守る会、創立30年記念祝賀会が開かれました。
 1977年6月8日創立。弁護士の黒木俊郎先生が札幌の司法記者クラブで、設立の発表をなさったのがはじまりでした。
 その記事が北海道新聞に掲載され、それを読んで、札幌医大の学生だった私が、おそるおそる黒木法律事務所へ行きました。私は当時22歳でした。
 学生にとって法律事務所の敷居は高く、どんなところかわからないので、こわごわと伺ったのを覚えています。
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 私が学生だった頃の、札幌医大の講堂は禁煙ではありませんでした。
 灰皿はロビーという教室横のスペースにしかありませんでしたが、タバコ好きの学生が教室の後方に灰皿を持ち込んで吸っていました。
 ジュースの空き缶やコーヒーのカップなど、何でも灰皿にして吸っていました。
 ‘大人’はタバコを吸うのが当たり前の時代でした…。
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 はじめて伺った黒木法律事務所は、南大通にありました。札幌医大から歩いて行きました。
 黒木先生の部屋に本がたくさんあったのを覚えています。受付には非喫煙者を守る会のカード、ステッカー、バッチなど、さまざまなGoodsがありました。
 私は早速入会し、学友や大学の教官も‘勧誘’に歩きました。
 教授室なんてところは、学生はめったに行かない場所でしたが、各科の教授室や医局に行きました。
 教授が愛煙家かどうかはわかりませんでしたので、そんなのは気にしないで行きました。
 当時の札幌医大附属病院の院長は愛煙家だったそうです。
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 意外とたくさんの先生が入会してくださいました。『ボクもタバコを吸わないから入りたかったんだ』と喜んで入会してくれる先生もいらっしゃいました。
 特に外国留学から帰国された先生は『アメリカではタバコを吸う医者は軽蔑されるよ』と教えてくださいました。
 私が尊敬していた、法医学の八十島信之助先生も入会してくださいました。5千円のカンパをいただいたのを、今でも覚えています。
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 学部2年と呼ばれる、4年生の時でした。この年には、公衆衛生学実習がありました。私たちのグループは、医師の喫煙率調査を行いました。
 グループの中には喫煙者の学生もいましたが、各医局や札幌厚生病院などにアンケートに伺った記憶があります。
 私はクラスの中で『教室でタバコを吸うのはやめよう!』と訴えていました。
 昨日の会で黒木先生が出された創立当時のスライドに、若き日の私が写っていました。会にいらしていた、北海道医師会理事の先生(元同級生)から、『本間君が写っている!』と教えていただきました。22歳の若い私を見つけて、青春時代の1コマを想い出しました。

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