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北海道の花人
午後9:00からのNHK教育テレビで、趣味の園芸40年スペシャル、‘北海道 花園を作った人たち’を放送していました。
私は弟にバカにされながら、高校生から趣味の園芸を見ていた花好きです。
クリニックにもラベンダーを飾って、ファーム富田の富田忠雄さんからいただいた、‘花人’の称号カードを掲示しています。
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今日のNHKテレビでは、大空町(東藻琴村)のシバザクラ、上湧別町のチューリップ、帯広の紫竹ガーデン、旭川のオープンガーデン上野様、中富良野のファーム富田が紹介されていました。
私が毎年訪れているのは、ファーム富田だけですが、どこも花を愛する、花人がキレイに花を咲かせていました。
自分が育てた花を他人が喜んでくれ、それが励みになって、また花作りをする。とてもよいことだと思います。
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ファーム富田は、‘農業’としては成り立たなくなったラベンダー栽培を続けたおかげで、現在年間100万人もの人が訪れる、北海道の代表的なフラワーガーデンができました。
今日のテレビでも、偶然に昭和48年の国鉄カレンダーで、取り上げられ、カメラマンがたくさん来てくれたのがはじまりだったと話されていました。
私がラベンダーを知ったのも同じ頃でした。
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ラベンダーは紫の小さな花です。ひとつ一つの花は小さくて、一つだけ見ても大したことはありません。
畑で紫の絨毯(ジュウタン)のように、一面に咲いていると見ごたえがあります。
富田さんが、番組で小学生3~4年生の目の高さから見るラベンダーが、一番キレイに見えるとお話しなさっていました。
山の斜面に植えられたラベンダーもやや低い位置から眺められるのでキレイです。
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キレイな花を咲かせるには、雑草だらけの土地を開墾し草の根と石を取り除きます。
土を篩(フルイ)にかけて、小石を取り除き、まず土を作ります。
そこに有機質の堆肥を入れ、種を蒔いて、芽が出たら草取りをして花を育てます。
苦労して花を咲かせ、他の人に見ていただいて喜んでいただき、それを励みにまた花を作ります。
北海道には心優しい、花好きの花人がたくさんいます。