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自分が残せるもの

 私の父(84歳)が…
 毎年、年賀状が少なくなる…
 残っているのは…
 あと何人だ…
 と冬になると言います。
 武藤靖夫先生とご一緒に…
 働かせていただいていた頃にも…
 (友だち)はみんな死んじゃった…
 と淋しそうに話されていたことがありました。
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 今日、4月6日は…
 家内の父の命日です。
 平成5年(1993年)に、
 兵庫県三田市(さんだし)のゴルフ場で、
 急性心筋梗塞で亡くなりました。
 64歳でした。
 65歳になる23日で前でした。
 奈良県の香芝市(かしばし)に住んでいました。
 JRを定年退職後に購入した、
 新興住宅地でした。
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 義父の葬儀の日も…
 桜が満開でした。
 ピンクの桜と…
 火葬場の煙突から上がる…
 白い煙が対照的でした。
 北海道はまだ残雪がありましたが、
 関西では桜が咲いていました。
 毎年、春になると…
 義父のことを思い出します。
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 高須先生のブログで…
 シヅ先生の宝物は、
 ご子息の表彰状と知りました。
 シヅ先生はお金や宝飾には無関心
 ご自分が産まれた…
 ご子息が最高の宝物。
 何て素晴らしい女性なんだろう…
 と思いました。
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 私には…
 そんな宝物はありません。
 自分が亡くなった後に残せるもの…
 ドナーになって、
 役に立つ臓器があれば…
 他の人の身体の一部として…
 役立ちたいと思っています。
 でも、骨と皮しかないし…
 ボロボロで使えない可能性もあります。
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 私は美容形成外科医なので、
 私が手術した患者さんが…
 私の作品
 私が亡くなった後も…
 その方が生きていらっしゃる限りは、
 作品として残ります。
 大浦武彦先生が言われたように…
 一人一人の患者様が一つ一つの作品です。
 論文になった症例は、
 後世にも引用されると思います。
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 私たち美容形成外科医には、 
 美しさを求めて創る楽しみ
 があります。
 高須先生は、
 偉大な美容外科医です。
 高須先生のことを…
 たくさんの方が心配しています。
 高須先生、
 奥様のご供養のためにも…
 日本の美容外科のリーダーとして…
 ご活躍ください。
 金沢の形成外科学会でお待ちしております。


高須克弥先生(2008年)

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