医療問題
マスコミの力
偉そうに見える?
大学の先生も、
マスコミには弱いのです。
2009年9月7日の日記に書きました。
信じてはいけない人に騙された私は、
札幌医大を追い出されました。
大学には何の未練もありませんでした。
今でも…
泥靴で私の背中を蹴って…
追い出してくれた教授に感謝しています。
■ ■
私は…
札幌医大に形成外科を作ろうと思いました。
学長にもできなかった形成外科創設。
大胆にも…
雇われ院長になった私が…
札幌医大に形成外科を作る計画を立てました。
考えたのは…
まず、反対勢力を退治することでした。
形成外科を自分の支配下に置き、
私を騙(だま)した教授を、
医学部長の席から引きずり下ろそうと考えました。
■ ■
私は告発をしました。
大学関係者は…
ごく当たり前に思って…
自分たちが違法行為をしているという認識が
ありませんでした。
大学の教員には…
いい加減な人もいるものです。
新聞によく出ている…
研究費の不正など…
そこら中でしていました。
■ ■
私が内部告発した‘事件’は、
朝日新聞の記者である、
加賀元さんによって、
詳細にまとめられました。
不思議なことに…
NHKも他からの情報により、
同じ事件を調査していたようでした。
私が札幌医大を退職した翌年2003年1月6日に、
大々的に報道されました。
歴史に残る医師名義貸し事件は、
私の告発をきっかけとして…
全国に波及しました。
■ ■
当時、学長の座を狙っていた医学部長は、
次の選挙で落選しました。
札幌医大は、
ようやく形成外科の教授選考をはじめました。
なかなか応募者が集まらず、
選考委員会は苦労したようです。
ようやく、
現在の四ツ柳高敏教授が…
弘前大学から赴任されました。
■ ■
今回の…
札幌医大高度救命救急センターの問題も…
加賀さんが取材をはじめて…
わずか数週間で…
あっという間に解決しました。
2月27日の…
日本熱傷学会北海道地方会で、
札幌医大救急の浅井教授が残念そうに…
札幌医大で治療できなくて、
申し訳ございません。
と話されてから1ヶ月でした。
■ ■
加賀さんは…
私と同年代のおじさん記者です。
温厚そうに見える目の奥に…
正しいものをしっかりと見分ける…
鋭い眼力をお持ちです。
私は高校生の時から…
40年もの間…
毎日…
朝日新聞を読んでいます。
■ ■
今の若い人は…
新聞を読みません。
新聞の活字の奥には…
素晴らしい力があります。
世の中を変えてくれます。
新聞を読んでください。
きっと役に立つことがたくさんあります。
加賀さんありがとうございました。