医学講座
まつ毛育毛剤の使い方
私は毎日、手術用顕微鏡で、
女性のまぶたを見ています。
まつ毛もよく見えます。
残念なことですが…
年齢とともに…
まつ毛は衰えます。
まつ毛の
数も
密度も
太さも
年齢とともに変化します。
■ ■
まつ毛育毛剤の人気が高いのも、
よく理解できます。
私たち男性の頭髪と同じです。
毛が少なくなるのはさびしいものです。
簡単に増えるなら…
ちょっと試してみたくなります。
ちょっとした…
使い方のこつがあります。
■ ■
一番大切なのは…
つけすぎないことです。
ネットなどで検索すると…
毎晩…
専用ブラシで…
1滴つけると書いてあります。
問題は…
この1滴です。
■ ■
専用ブラシに直接つけないように…
たらすと書いてあります。
たらすと…
どうしても量が多くなります。
私は、
専用ブラシよりも…
極細の歯間ブラシか
爪楊枝をおすすめします。
綿棒は綿が液を吸ってしまうので
不経済です。
■ ■
液をつけるのは、
まつ毛の根元だけです。
ポイントは、
微量の液を、
上手に根元につけることです。
多少目にしみても構いませんが…
目に入るのは量が多すぎるからです。
お花の根元に栄養剤をまく感じです。
■ ■
液をつけるのは、
お風呂から上がって、
化粧水などをつける前です。
何かつけてしまうと、
化粧水などに含まれている成分が、
まつ毛育毛剤をはじくことがあります。
■ ■
マスカラを専用液で落とした後は、
オイル成分がまつ毛についています。
ファンデーションを落とす液も同じです。
これらのお化粧を落とす液がついていると、
まつ毛育毛剤がはじかれます。
お化粧を落として…
お風呂に入って油分も落として…
すっぴんになって…
ほんの微量だけ、
まつ毛の根元につけてください。
継続は力なりです。