医学講座
美容外科へ行く時の準備(お薬編)
美容外科も医療機関です。
他の病院を受診する時と同じように、
準備する必要があります。
今まで何も病気をしたことがない人。
家族や血縁に
大きな病気をしたことがない人は、
特別な準備は要りません。
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現在、医療機関から…
お薬をいただいている人や、
過去にお薬で薬疹(やくしん)などの、
副作用が出た人は、
お薬に関する資料をご持参ください。
保険医療機関であれば、
平成22年4月から、
詳しい診療内容を書いた
紙をくれるところがあります。
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注射による治療を受けていても、
診療内容を書いた紙には、
薬剤名が書いてあります。
調剤薬局から薬をいただくと、
お薬手帳をくれるところもあります。
その手帳を見ると、
投薬内容がよくわかります。
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うつ病で通院治療中…
…なんてことは、
あまり人に言いたくない場合もあります。
でも、
ある種の向精神薬(こうせいしんやく)で、
妊娠しているわけでもないのに…
おっぱいが出ることもあります。
高プロラクチン血症という状態になっています。
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高齢者の方は、
血液をさらさらにする薬を内服していることがあります。
昔は、
手術の一週間前から、
血液をさらさらにする薬を中止していました。
今は、
血液をさらさらにする薬の種類や量によっては、
中止しないで手術をすることもあります。
内科の先生と相談して決めたり、
検査データーを見て決めます。
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札幌美容形成外科では、
80歳台の患者さんの手術もしています。
80歳を超えていても、
60台にしか見えない方もいらっしゃいます。
お薬をまったく内服していない人も、
たくさんの薬をのんでいる人もいます。
正しいお薬の情報を知ることで、
手術ができるかできないか…?
…の判断も分かれます。
お薬手帳をお持ちでしたら、
必ずご持参なさってください。