医学講座
美容外科へ行く時の準備(検査データー編)
高血圧や糖尿病で、
治療中の方は珍しくありません。
血液をさらさらにする薬も、
何種類もあります。
しっかり治療していれば、
手術を受けることができます。
問題なのは…
今の状態です。
■ ■
最近の病院では、
検査データーをくれるところが多くなりました。
札幌美容形成外科でも、
検査結果を差し上げています。
病院からいただいた、
検査結果を持参していただくと、
手術ができるかできないかを判断できます。
足りない検査を追加することもできます。
■ ■
一般的なことですが、
糖尿病手帳などで、
ご自分の検査結果を…
しっかり管理されている方は…
経過良好で、
問題なく手術ができる場合が多いです。
内科の先生と相談をして、
糖尿病の方の手術もしています。
■ ■
内科の先生に、
『美容形成外科で手術をするので…』
『紹介状を書いてください。』
とお願いするのは、
ちょっと勇気が要ります。
でも、こちらから、
眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう)で手術が必要です。
内科的に手術は可能でしょうか?
と診療情報提供書を差し上げ、
内科の先生に診ていただくと安心できます。
■ ■
美容外科も医療機関です。
これからの高齢化社会では、
糖尿病や高血圧を持った方は増えます。
検査結果が悪い方は、
内科的な治療を強化してから、
手術をすることもあります。
内科的な病気を持った方の手術でも、
しっかり治療していれば、
手術は可能です。
そのためにも検査結果は重要なのです。
“美容外科へ行く時の準備(検査データー編)”へのコメント
コメントをどうぞ
ワーファリン(抗凝固剤)やバイアスピリン(抗血小板薬)などを飲まれている方で手術を受ける場合は、医師に申告をしないといけないと思います。術中、後の止血にかかわるからです。検査データがあれば持参されたり、かかりつけの循環器内科や脳外科など主治医の先生に言えば診療情報提供書を書いて頂けると思います。手術前の○日前から内服しないで下さい」と言われるはずです。血糖のお薬(内服や注射)は食事をとることが前提で主治医は処方しているので、全身麻酔で食事を抜く(禁食)場合は、当日の朝は内服や注射は止めて下さい、という指示があることがあります。(稀に普段の血糖が高過ぎる方は、何らかの指示(注射は止めて、内服だけして下さいなど)が出ることあり)