医学講座
美容外科へ行く時のお化粧
服装の次はお化粧です。
美容外科を、
上手にご利用なさっていらっしゃる、
お客様は、
みなさん薄化粧です。
厚化粧をしなくても、
美しいから…?
というのも一つの理由のようです。
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レーザーフェイシャルなどは、
施術前にお化粧を落としていただきます。
薄くお化粧をなさっているだけですと、
簡単に落とせます。
手術部位の診察でも、
傷の具合を診るには、
ファンデーションがついていると
診れません。
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私が一番困るのが、
眼瞼下垂症の診断の時に、
まつ毛パーマや、
まつ毛エクステがついている方です。
眼瞼下垂症では、
まつ毛が下を向いています。
そのままだと視界の邪魔です。
ビューラーで上げても、
すぐに下向きになります。
■ ■
まつ毛パーマをしたい気持ちもわかります。
エクステをつけている理由もわかります。
でも、
簡単に取れない、
パーマやエクステがついていると、
正確な診断ができません。
せっかくいらしていただいても…
取ってからまたいらしてください。
…となります。
若い方に多いです。
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同じく眼瞼下垂症の診断の妨げ(さまたげ)になるのが、
カラーコンタクトです。
カラコンに注意という、
2007年10月30日の院長日記に書いてあります。
半分しか見えない黒目を…
大きく見せるためにカラコンをします。
カラコンをした状態では、
瞳孔(どうこう)の位置が正確にわかりません。
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付けまつ毛、
アイプチ、
カラコン、
…で別人のようにメイクされた、
若い女性が来院されると、
診察前に落としていただきます。
通販で買ったカラコンで、
目に炎症を起こしていることもあります。
美容外科へ行く時は、
薄化粧でいらしてください。
おじさん先生からのお願いです。