医学講座
しみの新聞広告
私は毎朝、新聞を読みます。
朝日新聞と北海道新聞の2紙です。
ほんとうは…
日本経済新聞も読みたいのですが…
時間が無いのであきらめています。
最近気になるのが…
大手メーカーの
シミそばかすの化粧品(美白美容液)の広告です。
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顔にできるしみには…
さまざまな原因と種類があります。
専門医ですら…
悪性黒色腫を見落とすこともあります。
黒いのがいつからできた…
最初はどんな形だった…?
2種類以上のシミが混じっていることもあります。
■ ■
私たちは…
ダーモスコピーという特殊な拡大鏡で…
色がついた部分を拡大して見ます。
『ほくろ』と悪性黒色腫の見分け方
…という2010年1月11日の院長日記でご紹介しています。
札幌美容形成外科で使っているのは、
米国製です。
おもちゃみたいな拡大鏡なのに…
10万円以上します。
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このダーモスコピーで見ても難しいことがあります。
しみを簡単に治す方法はありません。
レーザーで焼くにしても…
薬で薄くするにしても…
アフターケアーが必要です。
エアウォールUVというテープがおすすめです。
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飲んだり…
塗ったりして…
簡単にしみが治るのでしたら…
皮膚科も形成外科も要りません。
白斑になった化粧品もあります。
新聞広告にだまされないでください。