医学講座
市立札幌病院への思い
私が実家のように思っている、
市立札幌病院が大変です。
朝日新聞の全国版に取り上げられていました。
実は私が市立札幌病院に勤務していた時代も、
赤字でした。
当時は、
札幌市交通局と、
市立札幌病院が札幌市に大きな財政負担をかけていました。
■ ■
札幌市交通局は、
市営バスを民営化しました。
昔、市営バスが走っていた路線は、
北海道中央バス、
JRバス、
じょうてつバスになりました。
全国の公立病院の中には、
民営化された病院もあります。
帯広市立病院はなくなりました。
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それほど大変なのが自治体病院の経営です。
民間病院と違って、
大きな病院の前に、
クリニックをつくることもできません。
私が尊敬する経営の神さまは、
お値段以上の、
ニトリさんです。
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私は医療も同じだと思います。
保険診療は全国どこで受けても料金は同じです。
眼瞼下垂症手術は、
眼科で受けても、
形成外科で受けても同じです。
同じ受けるなら、
できるだけきれいに治りたいと思います。
■ ■
私はできるだけ痛くないように、
仕上がりがよくなるように、
丁寧に手術をしています。
私のところは、
入院設備がない無床診療所です。
入院が必要な患者さんは、
市立札幌病院をご紹介しています。
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開業医が大きな病院を紹介する時には、
患者さんをよろしくお願いします
…という思いで紹介状を作成します。
大学病院は敷居が高いので、
札幌市民の病院である、
市立札幌病院を紹介することが多いです。
形成外科部長の先生も、
スタッフの先生もよく知っているので、
♡安心♡して紹介できます。
市立札幌病院の赤字が減って、
札幌市民が安心してかかれる病院になってほしいです。