医学講座
ヒアルロン酸溶解注射ヒアルロニダーゼ
昨日の院長日記、
ヒアルロン酸を中止しました
…に衝撃を受けた患者さんや同業者の先生がいらっしゃると思います。
良心的な先生は、
おれもやめようか?
…と悩むことと思います。
もし続けられるなら、
ヒアルロン酸溶解注射を準備してください。
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ヒアルロン酸のトラブル2017
2017年11月5日の院長日記です。
医療訴訟が多い米国では、
一番下の警告文が出されています。
注射する前に読みなさい!
…と医師へ警告する文章です。
残念ながら日本の厚生労働省は何も警告していません。
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2017年11月にも書いたように、
米国の学会では、
下の図にある討論が真剣になされています。
ヒアルロン酸などによる、
皮膚壊死や失明を防ぐためです。
今年の第61回日本形成外科学会では、
実にタイムリーに討論が行われました。
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注入治療ベテランの先生でも、
血管トラブルを経験されています。
これからもヒアルロン酸注射をなさる先生は、
HYALURONIDASEヒアルロニダーゼを準備してください。
札幌美容形成外科では準備していました。
2018年4月現在、
日本で認可されたHYALURONIDASEヒアルロニダーゼはありません。
海外からの個人輸入です。
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HYALURONIDASEヒアルロニダーゼには、
動物(羊ヒツジ)由来のものと、
人ヒト由来のものがあります。
どちらもアレルギーのリスクがありますが、
人ヒト由来のHYALURONIDASEヒアルロニダーゼが、
アレルギーが少ないといわれています。
ただ価格が、
動物由来の倍以上します。
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ヒアルロン酸による血管トラブルは、
注射してすぐに起きるとは限りません。
注射した翌日以降に起きることもあります。
ですから、
緊急時の電話連絡を受ける体制が必要です。
私一人で診療している札幌美容形成外科では、
とても対応できません。
これがヒアルロン酸注射をやめた理由です。
過去にヒアルロン酸注射を受けた方が、
何年もしてから血管トラブルになることはありません。
どうかご安心ください。
注射を受けて数日以内に問題がなければ大丈夫です。