医学講座
第132回日本美容外科学会(JSAPS)学術集会(沖縄)③
台風7号が近づいてきたので、
昨夜、東京まで戻って来ました。
今朝の東京は晴れでした。
私の予想通り、
今日(2018年7月1日)の、
沖縄→札幌の直行便は欠航になりました。
今日の沖縄発の便も欠航が多くなっています。
昨日帰ってきて正解でした。
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今回の、
第132回日本美容外科学会(JSAPS)学術集会(沖縄)で、
一番印象に残ったのが、
15:00〜15:40 特別発言:「沖縄形成外科の今昔 」
當山 護 先生(当山美容形成外科 会長 )
座長:新垣 実先生でした。
當山 護とうやま_まもる先生は、
日本美容外科学会、
日本形成外科学会、
毎年、皆勤賞で参加されていらっしゃいます。
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とても研究熱心で、
いつも最先端の医療を追及されています。
ブログやオンライン相談なども、
積極的に更新されている、
とてもハイテクな先生です。
今回の特別講演をなさる前にも、
国立国会図書館の資料を調べられたり、
沖縄の資料館で丹念に下調べをなさったそうです。
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私が一番興味深くお聞きしたのが、
形成外科の名付け親です。
當山 護 先生が、
元順天堂大学形成外科教授の丹下一郎先生に、
電話をかけられて、
形成外科という名前が誕生した内輪話を、
丹下一郎先生から取材され、
丁寧に解説してくださいました。
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1956年、東京大学整形外科教授の三木威勇治先生が、
整形外科内に形成外科診療班を作られました。
この時に、
三木威勇治教授の命で、
Plastic Surgeryを、
形成外科と名付けたのが、
当時、東大整形外科にいらした丹下一郎先生だったそうです。
仮の名前として、
形成外科と名付けたのが、
その後、形成外科として定着しました。
丹下先生から当山先生にたくさんの資料を送ってくださったそうです。
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丹下先生としては、
仮の名前として付けた形成外科がそのまま残ってしまったのは不本意で、
今なら外容外科と付けたと當山先生にお話しされたそうです。
形成外科の語源を知る機会はなかったので、
私が當山先生からお聞きしたことを記録として残しておきます。
もし聞き間違いがあればご指摘ください。
今日は東京→札幌に戻りました。
明日から形成外科の診療をします。