医学講座
できた人でないとよいオペはできない
今日は2019年12月29日(日)です。
札幌美容形成外科の診療は今日と明日で終わりです。
昨日の院長日記、
AIR DOの67歳機長が親子でラストフライト
古田貢章機長のお言葉です。
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将来的に機長になることをにらんで教育している。
機長は人柄が出る。
人間性を磨くことも、
技術を磨くのと同じぐらい大事なこと。
だから人格を高めてほしい。
技術だけ、知識だけあってもダメ。
できる人だけでなく
できた人でないと
よいオペレーションはできない。
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いいお言葉です。
同じことが外科医にも言えます。
人間性が劣っている医師もいます。
私も欠点が多い人間です。
外科医と機長が似ているのは、
フライトはお客さまのためにあるということ
すべてはお客さまのためにある
最後まで安全運航をまっとうする。
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外科医に言い換えると、
手術は患者さんのためにある
すべては患者さんのためにある
安全な医療をまっとうする。
飛行機は安全に飛ばすのが大切。
手術も安全に行うのが一番大切。
手術で命を落としてはいけない。
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古田貢章機長のお言葉、
着陸はなかなか思いどおりにいかない
手術もなかなか思いどおりにいかない
簡単な手術はない。
どんな状況になっても、
適切に対処することが必要。
最後まで決してあきらめない。
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67歳まで機長を務めるためには
健康管理、体調管理が一番
年を取ると弱い面が出てくる。
食べ物に気を付け、
趣味の自転車で運動をしてきた
身体検査での苦労などがある
機長さんは大変だと思いました。
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医師には航空身体検査のようなチェックはありません。
医師法では、
医師免許に年齢制限を設けていません。
91歳で現役の開業医がいらっしゃいます
私のラスト手術がいつになるかわかりませんが、
古田貢章機長をお手本にして、
食べ物に気を付け、
趣味の自転車で運動をします。