医学講座
中川俊男先生、日本医師会会長に当選
今日は2020年6月28日(日)です。
札幌の朝の天気は曇り、日中は雨の予報です。
今朝の北海道新聞朝刊の記事です。
札幌医大の先輩、
中川俊男先生が日本医師会会長に当選されました。
札幌医大の卒業生の一人として、
感慨深いものがあります。
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日医会長に中川氏 道内初 高齢者2割負担見直しを主張
任期満了に伴う日本医師会(日医、会員約17万2千人)の会長選が27日、東京都の日本医師会館で行われ、旭川市出身の中川俊男副会長(69)が現職の横倉義武会長(75)を破り、初当選した。任期は2年。道内出身の日医会長は初めて。
中川氏は当選後の記者会見で、政府が全世代型社会保障検討会議で、一定の所得がある75歳以上の人の医療費負担を2割に引き上げるとしていることについて「給付を狭めて負担を上げるようと決め打ちする部分が気になっている。見直しを主張していく」と述べた。
会長選では、5期目を目指す横倉氏が安倍晋三政権とのパイプを生かして診療報酬増額を勝ち取ってきた実績などを強調したのに対し、2010年から副会長を務める中川氏は政権に対して是々非々の対応を掲げ、多選阻止と体制刷新を訴えて競り勝った。従来の政権と医師会の密接な関係が変化する可能性がある。
欠席の1人を除く代議員371人が投票。得票の内訳は、中川氏191票、横倉氏174票、白票4、無効票2だった。
会長選を巡っては、横倉氏が一時引退を検討しものの、周囲に慰留され、出馬を決めた経緯がある。(荒谷健一郎)
政府に「是々非々で臨む」 中川・日医新会長が会見
日本医師会(日医)の新しい会長に選ばれた旭川市出身の中川俊男氏(69)が27日、東京都の日本医師会館で記者会見を開いた。中川氏は「政府に対して言いづらいこともはっきり申し上げる」と述べ、政府に対して是々非々で対応する考えを示した。
日医は日本の医師の約半数が加盟する自民党の有力支持団体。中川氏は「自民党支持はもちろんだが、距離感は模索していく」と述べた。
新型コロナウイルスの対応については「対策をブラッシュアップした上で、エネルギーを倍にして進めたい」と決意を強調。患者対応で経営が厳しい医療機関については「あらゆる財源を使い、手当てを政府に求めていく」と述べた。
医療現場がコロナ対応に追われる中での選挙戦となったことについては、当選後の代議員会で「全て私の不徳の致すところ」と陳謝。前会長の横倉義武氏には日医の名誉会長に就任してもらう考えを発表した。
中川氏は札医大卒。北海道医師会所属で、札幌市厚別区の「新さっぽろ脳神経外科病院」理事長。道内出身で初の日医会長就任については「意識していない。(2010年から日医副会長を務めるなど)日医執行部の仕事を続けてきた結果として会長になった」と実績を強調した。(荒谷健一郎)
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中川俊男先生は札幌医大24期、
私の3年先輩です。
単純に計算して3年間は同じ札幌医大で勉強したことになります。
学生時代のことはわかりません。
日本医師会でご活躍なさっていらしたこと、
札幌医大の先輩であることは存じていました。
大変な時期の日本医師会会長就任ですが、
ご活躍をお祈りしています。
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私が札幌医大を卒業したのは40年前です。
私が入学した当時の札幌医大は、
将来、日本医師会会長に就任する先生が出るとは思いませんでした。
私が入学してまもなく
北海道新聞に医師国家試験合格率が全国で最低になり、
札幌医大全国最低
…という不名誉な記事が出ました。
医師国家試験の情報が届かず、
たまたま全国最低の合格率になっただけのことでした。
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私は日本医師会の会員ではありません。
医師会活動にも参加していません。
そんな医師会から見ると非国民のような私ですが、
先輩の日本医師会会長当選は、
素直にうれしいです。
48歳で札幌医大をクビになりましたが
自分の母校は母校なんだと思います。
中川俊男先生おめでとうございます。