医学講座

警察は乳児遺棄容疑の母を保護すべき

 今日は2020年12月11日(金)です。
 2020年12月10日、Yahoo!ニュースです。
 乳児遺棄容疑で母逮捕 相談受けた慈恵病院、警察に苦言女性保護すべきだ
 親が育てられない乳幼児を匿名で受け入れる「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」を運営する熊本市の慈恵病院は10日、記者会見し、死産したとみられる赤ちゃんを東京都品川区のマンションに遺棄したとして7日に警視庁大井署に死体遺棄容疑で逮捕された20代女性から6、7日に相談を受けていたと明らかにした。蓮田健院長は「女性は保護されるべきで、逮捕は非常に遺憾だ」と指摘。妊娠で不安がある場合は同病院の無料電話(0120・783・449)に相談するよう呼び掛けた。
 蓮田院長によると、6日午後11時27分、女性から「朝7時ごろに自宅で死産をしてしまった。生活が苦しく、体調が悪くなり、先月ごろ仕事を辞めた。両親とも死別しており、頼れる人もなく、身分証も保険証もない。どうしたらいいか」と病院にメールがあった。7日に病院側と電話でやり取りをした女性が「少なくない出血がある」と告げたため、蓮田院長は保護が必要だと判断して大井署に通報した。
 同署は7日、女性が赤ちゃんの遺体を黒のポリ袋に入れて放置したとして、死体遺棄容疑で逮捕した。
 蓮田院長によると、女性は「10月ごろには(おなかの中で赤ちゃんが)動いていたが、11月ごろに動かなくなった。便秘だと思って安心していた。12月にやっと生理が来たと思ったら大出血した」と話したという。蓮田院長は「赤ちゃんは子宮内で死亡したとみられる。身寄りもなく、生理が来たと思ったら赤ちゃんが出てきた。冷静には対応できない」と語った。
 また、蓮田院長は「望まない妊娠をした女性は『妊娠をしていないはずだ』と自分に都合のいい解釈をして対応を先延ばしにすることがよくある」と指摘。妊娠や出産で悩みがあれば同病院に迷わず連絡するよう呼び掛けた。
 女性への対応について、大井署の古畑雄二副署長は取材に「遺体は別の物と一緒にポリ袋に入れて放置されており、死体遺棄容疑が成立するのは明らかで、逮捕は妥当と考えている」と語った。【清水晃平、土江洋範】

死体遺棄容疑で逮捕された女性とのやり取りを説明する慈恵病院の蓮田健院長=熊本市西区で2020年12月10日午後2時27分、清水晃平撮影(毎日新聞)
(以上、Yahoo!ニュース、毎日新聞より引用)

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 私も熊本の慈恵病院の先生と同意見です。
 産婦人科医は、
 何とか女性を助けたいという思いです。
 昨日の院長日記、
 中高生に無料で妊娠検査も、
 女性を保護したいとう産婦人科医の願いです。
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 やっと生理が来たと思ったら大出血した女性は、
 死産した赤ちゃんを、
 どうしたらよいかわからなかっただけです。
 義務教育では教えません。
 死産の届出に関する規程、厚生労働省HPに記載があります。
 第五条 死産届は、書面によつてこれをなさなければならない。
 ②死産届書には、次の事項を記載し、届出人がこれに記名捺印しなければならない。
 一 父母の氏名
 二 父母の婚姻の届出直前(婚姻の届出をしていないときは、その死産当時)の本籍。若し、日本の国籍を有しないときは、その国籍
 三 死産児の男女の別及び嫡出子又は嫡出でない子の別
 四 死産の年月日時分及び場所
 五 その他厚生労働省令で定める事項
 第六条 死産証書又は死胎検案書には、次の事項を記載し、医師又は助産師がこれに記名捺印しなければならない。
 一 死産児の男女別及び母の氏名
 二 死産の年月日時分
 三 その他厚生労働省令で定める事項

 火葬することを知らなかっただけです。
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 大量に出血した女性は、
 警察に保護してほしいので、
 熊本の病院の院長先生が通報しました。
 国民健康保険に入っていれば、
 埋葬料も出るはずです。
 そんなことは誰も教えてくれません。
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 生活が苦しく、
 体調が悪くなり仕事を辞めた。
 両親とも死別しており、
 頼れる人もなく、
 身分証も保険証もない。

 こんな女性を保護するのは行政の仕事です。
 予期せぬ妊娠を防ぐ教育が必要です

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