医学講座

杉原平樹教授の教え①

 昨日、恩師、杉原平樹すぎはらつねき先生のご逝去を知りました。
 下の写真は北大形成外科創立50周年記念誌です。
 杉原平樹先生は1941年4月6日生まれです。
 満79歳はお若いです。
 私より13歳年上です。
 たくさんのことを教えていただきました。
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 昔の医局制度は家族のようなものです。
 お正月には新年家族会がありました。
 医局員の家族が集まって、
 みんなでお祝いをしました。
 私はいい時代だったと思います。
 杉原平樹先生の奥様のラーメンを
 ご自宅で何度もごちそうになりました。
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 私が研修医の時代は、
 上の先生がする手術を見るのが研修のはじまりでした。
 自分では到底できない手術ばかりでした。
 杉原平樹先生の手術は丁寧でした。
 私が丁寧に手術をするのは、
 杉原先生の教えです。
 キズをやさしく扱うことの大切さを教えていただきました。
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 形成外科医にとって
 誰に習ったかというのがとても大切です
 最初に雑な手術を教えてもらうと、
 手術が雑になります。
 車の運転と同じです。
 私が大きなトラブルもなく手術ができるのは
 若き日に杉原平樹先生に教えていただいたおかげです。
 心からご冥福をお祈りしています。

20160511

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