医学講座

失った声をAIが再現_東工大生の企業

 今日は2022年8月16日(火)です。
 昨日の北海道新聞夕刊に、
 とても参考になる記事が出ていました。
 失った声そっくり AIが再現
 東工大生の企業「読み上げ」サービス注目
 がん手術の患者「うれしい」
 がん手術などで失った声を人工知能(AI)によって再現する、東京工業大の学生らが創業したベンチャー企業のサービスが注目を集めている。AIが手術前に声の高低やアクセント、会話の速度を学習。合成音声が本人そっくりの声で、文字入力した文章を読み上げる。声を失う手術などを予定している人には無償でサービスを提供し、100件以上の問い合わせを受けた。
 「手術後に最初に話したのは、病院の看護師さん。話しかけたら、『元の声のままだ』ってぴっくりしていたから、うれしくて」。東京都内に住むカウンセラーの酒井道子さん(67)がほほ笑んだ。スマートフォンに文章を入力すると、少し離れた場所に置いてあるスピーカーから、合成音声とは思えない自然な声が聞こえる。言葉のつながりもスムーズだ。
 酒井さんが気管がんだと分かったのは2021年4月。がんは声帯の神経を巻き込むように広がっており、手術によって声を失うことは避けられなかった。
 「なんとかならないか」と夫婦でインターネットの情報を探し、見つけたのがベンチャト企業のCoeFont(コエフォント、東京)のサービスだった。
 コエフォントの社長は東工大3年生の早川尚吾さん。投稿動画の制作者の利用を想定し、声優やアナウンサーの声をAIに学習させて、文章をプロのように読み上げるサービスを提供しようと開発を始めた。
 道子さんから通絡があったのは正式なサービス開始前。手術の8日前、本人に700の文章を読んでもらい、AIに学習させた。早川さんは「こんな活用方法もあると気付かされた」と話す。
 日本喉摘者団体連合会によると、がんなどで声を失った人は国内で2万~3万人いるとされる。松山雅則会長は「AIがさらに進歩し、口元を読み取って声を再現してくれれば」と期待している。

(以上、北海道新聞より引用)

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 素晴らしい技術です。
 私はよく耳鼻科の先生とがんの再建手術をしました。
 下咽頭癌かいんとうがんで手術をすると、
 声を失います。
 自分の声が出なくなります。
 ほんとうにお気の毒です。
 銀鈴会ぎんれいかいという団体があります。
 北海道には北鈴会ほくれいかいがあります。
      ■         ■
 自分の声が再現できる日が、
 いつかは来ると思っていました。
 私は自分の葬儀で、
 自分で挨拶をしたいと思っています
 本日はお忙しい中
 本間賢一の葬儀にいらしてくださりありがとうございます。
 この挨拶は生前に録音しておいた私の声から、
 AI技術を使って再現しています、、、

 こんなことに使ったら叱られるでしょうか?

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