医学講座
農業の醍醐味豊作で実感
今日は2024年12月17日(火)です。
昨日に引き続いて北海道新聞読者の声への投稿です。
2024年12月16日(月)の道新に出ていました。
農業の醍醐味豊作で実感 農業 上田美智代 62(帯広市)
今年もあと半月となりました。昨年ほどの暑さはなかったものの、夏は雨不足で畑の作物が悲鳴を上げていました。ですが時折降る少しの雨に助けられ、また秋の好天に恵まれて順調に収穫が終わりました。「これでよし」という年はなく自然相手の職業に感動したり落胆したりです。
家庭菜園の夏野菜が豊作で、わが家だけでは食べ切れず、あちこちへとお裾分けができました。初めて作った夏大根や聖護院大根もそれなりの大きさに育ってくれて、かす漬けやいずしの材料になりました。
自分が漬物を漬けるなど想像もしていませんでしたが、亡き母の漬物を思い出しながら、そして亡き父が笑顔でそれを食べていたのを思い浮かべながら…。たくさんとれたカボチャは母がお世話になった施設へ、孫の離乳食にと娘たちにせっせと送りました。また知人や友人からはタマネギや長イモをいただきました。
今年は野菜に恵まれ、これも農業ならではの醍醐味と感謝です。
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帯広市には広大な畑があります。
私が勤務していたJA帯広厚生病院は、
農業協同組合法に基づいてJA北海道厚生連がつくった病院です。
農協は農業協同組合法(昭和22年法律第132号)に基づき、
病院を作ることができます。
株式会社は病院をつくることができません。
十勝にはたくさんの農協JAがあります。
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JA北海道厚生連で一番えらいのは、
お医者さんではなく農協の組合長さんです。
私たち医師の辞令もJA北海道厚生連の会長さんからいただきます。
十勝の農業はすばらしいです。
それでも昨日の投稿に書かれているように、
自然相手の職業は大変です。
後継者難のところがあります。
農業は私たちの食を守ってくれる重要な産業です。
国が農業従事者が増えるような政策を考えてほしいです。
いい投稿をしてくださった帯広市の上田美智代さんに感謝いたします。