医療問題
大学の順位
早いもので3月になりました。
卒業式や合格発表の時期です。
18歳という年齢で、
これからの人生の進路が分かれます。
大学
専門学校
へ進学する方。
卒業して就職なさる方。
さまざまな人生のスタートになります。
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大学というところは、
学問を学ぶところです。
国立大学へ合格するには、
小さい時から塾に通い、
家庭教師の先生をお願いして、
進学校といわれる、
名門高校に進み、
そこでも猛勉強をしないと、
なかなか合格できません。
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国公立大学の医学部は、
難関中の難関で、
名門校といわれる高校でも、
成績が優秀でなければ
現役合格はできません。
名門校を卒業しても、
何年も浪人して合格する人もいます。
その位、難関です。
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私が受験生だった35年前から、
一番難しいのが
東大医学部(東大理Ⅲ:とうだいりさん)。
次に京大医学部、
慶應医学部と続きました。
今でもこの順位は同じだと思います。
私の同級生だった友人にも、
東大理Ⅲや慶應医学部へ合格した、
‘超’優秀な先生がいました。
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美容外科を専門としている、
先生にも
東大理Ⅲや慶應(医)をご卒業された、
優秀な先生がいらっしゃいます。
私は頭が悪かったので、
東大や慶應どころか、
北大(医)も難しかったので、
一浪して無難な
札幌医大へ進学しました。
■ ■
私は、今年55歳になります。
18歳から数えて37年です。
負け惜しみで言うわけではありません。
大学の順位は、
美容外科医の世界では、
まったく関係ありません。
美容外科を早くから開設したのは、
国公立大学ではなく、
私立医大でした。
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看護師さんの世界でも、
大学の看護学科を卒業され、
看護師・保健師の資格を取得される方がいます。
一方で、
3年間の看護専門学校を卒業して、
看護師の資格を取得された方。
准看護師として勤務された後で、
看護師資格を取得される方もいらっしゃいます。
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看護師としての技量や能力については、
大卒でも、
専門学校卒でも
准看護師→看護師でも
まったく関係ありません。
出身校による差もありません。
実務能力があるのは、
准看護師→看護師の方です。
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私が申し上げたいのは、
大学の順位はあっても、
その偏差値が、
そのまま
個人の順位
人間としての価値
にはならないということです。
昔、旺文社(おうぶんしゃ)という出版社が、
大学受験ラジオ講座を放送していました。
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数学担当の、
勝浦捨造(かつうらすてぞう)先生
東北大学助教授→代々木ゼミナール副校長
がラジオ講座で同じことを話されていました。
毎年、春にはさまざまな人生があります。
第一志望に合格できれば最高ですが、
たとえ第一志望でなくても、
これからの人生が否定されたのではありません。
その人その人の生き方が
一番大切なのだと思います。
これは私の負け惜しみかもしれませんが、医学部のことはよくわかりませんが、看護師の世界では正看護師さんは立場も上でお給料も上です。
確かに国家試験を合格し、在学中も准看護師さんより勉強する時間数や実習時間数も上です。
ただ、正直実践に出たらそんなに変わりはありません。
注射、採血なんかは准看護師のほうがよっぽどできる場合が多いです。
ただ、正看護師さんも全くできないということではありません。
もちろん正看護師さんだって人間的にも仕事も尊敬できる方は沢山おります。
准看護師さんが勉強をして正看護師さんになるにはかなり苦労が必要です。
生活もあるし、勉強から離れてからまた勉強して実習も行かなくてはなりません。
私が最近出会った看護師さんは、准看護師さんから正看護師さんになった方がおります。
私も興味があったのでその経験を最近伺いましたが、私が思う以上に努力なさって国家試験まで到達し、試験も合格され、本当に尊敬してしまいます。
努力している方は人間的にもとても輝いて見えます。
私もいつかその方のように人間的にも看護師としても輝ける人間になりたいと今は思っています。
その方に出会って私の人生観は変わってきています。
ちょっといいことがないから、ひねくれてへこんでいた私には、とてもいい刺激となっています。
なので私は准看護師さんが正看護師さんになった方をとても尊敬します。
私もそんな人間的に尊敬される看護師さんになりたいです。
今では私もいつかは正看護師の資格を狙いたいと考えています。
生活があるので通信制で資格を取ろうと思いますが、まだ経験数が足りません。
私もいつか必ず目指せるように頑張ろうと思っています。
いい大学、いい学校それはそれでいいのだと思いますが、人間性は学力では身につかないと私は思います。
その人その人の生き方・・ 先日アカデミー賞受賞した「おくりびと」を 観てきました。どうして あの作品が世界の頂点に立てたのか? 納棺師という 職業を通してみる 様々な人間の生き方・・どんなに 憎み合い どんなに 子供の生き方を認めなかった両親も最期は その人それぞれの生き方を認め 受け止めれるのではないだろうか・・。 私自身、納棺師という職業があることすらしらなかったのですが、本木さんの納棺師としての 手さばきのすばらしさに見とれました。顔や 手の死後硬直をほどき より安らかな顔にしてくれる納棺師という職業はすばらしかったです。
今は死後の処理は 病院に入院中なら看護師さんが してくださり、旅の支度は 葬儀やさんが 白装束にしてくださるようですが、納棺師は 病院の看護師さんと葬儀屋さんの部分までするようで どんな 形でなくなった方にも 心を込めて 旅支度をしてくれる愛情こもった儀式はすばらしい。の一言です。函館の看護師さんに貴重なお話を伺いました。おくりびとの舞台は山形の庄内地方(しょうないちほう)ですが、函館の青函連絡船沈没事故から 納棺師は生まれ 函館にはたくさんの納棺師がいらっしゃるそうです。 どんなに頭がよくて どんなに偉い人でも最期はみんな 死にます。
自分も あんな 納棺師にお願いしたいです。
病棟の看護師をしていれば必ず 患者の死に直面します。函館の看護師さんの 亡くなった方の こだわりとも言える丁寧な処置に 形式だけで こなす方も多い中 人間として 愛情と 感謝・そして お疲れ様と気持ちをこめた 亡くなられた方への処置をされているとお聞きして、こんな看護師さんがたくさんいるといいなと思いました。函館の看護師さんありがとうございました。
目が覚めてコメント見たら私のことだったのでなんだかありがとうございます。
私が看護師になってから数多くの患者さんを看取ってきました。
ある意味看護や医療に従事しているものは避けては通れないことでもあります。
私は30才を過ぎるまでじぶんの近い身内が亡くなったことはありませんでした。なので看護師になって死後の処置に何度か遭遇し、涙を流したこと、ショックで慣れない時もありました。
今は涙を流すことは正直少なくなりました。
よく看護婦さんとかは死ぬことに慣れてしまう・・・
なんて話がありますが、私の場合は慣れたというより涙を流すのはご家族だと感じてきました。
もちろん結局は涙が出てきてしまうのですが、できる限り、涙を流すのではなくその方の人生の一番最期の時に私がいられたこと、最期のケアを私ができることに感謝し、患者さんに敬意を表するようになりました。
これは私にとってたくさんの患者さんやご家族から学んできたことです。
ですので、私は必ず最後の処置に一緒に職員が入るのは、経験のない職員を一緒にケアします。
そのときに、その方の長い人生の中の一番最期の瞬間に入れることを感謝し、敬意を表してきれいにしてあげるんだよと常に指導してきました。
今日のブログの内容とは少し違いますが、さくらんぼさんとメールでそんなお話になったのでちょっとこの場をお借りしました。
私の看護師の仕事の中で一番大切にする時間であり、こだわりの部分です。
ちょっと内容が違ってすみません。