医学講座

糖尿病と手術2014

 札幌は寒くなりました。
 朝、窓の外を見ると…
 真っ白でした。
 新聞によると札幌の積雪が11cmです。
 寒くなりました。
 11月も半分過ぎました。
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 今日11月14日は世界糖尿病デーです。
 世界糖尿病デー
 2010年11月14日の院長日記です。
 札幌医大の学生時代は、
 糖尿病は苦手でした。
 自分は内科には向かないと思いました。
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 内科が苦手だった私が、
 卒後3年目に…
 函館中央病院形成外科で、
 糖尿病のおばあちゃんの担当になりました。
 糖尿病のおばあちゃんが、
 全身に大やけどをして、
 函館中央病院形成外科へ入院しました。
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 当時の私の上司が、
 小野一郎先生でした。
 小野一郎先生の奥様が、
 糖尿病専門医の小野百合先生です。
 奥様は私と同年代で卒業は一期上です。
 糖尿病のおばあちゃんは、
 小野百合先生が…
 札幌から電話で指導してくださり、
 みごとに回復されました。
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 私のはじめての学会発表が
 糖尿病を基礎疾患に持った老人熱傷の一例
 その学会発表を論文として投稿することになり
 糖尿病を徹底的に勉強しました。
 当時、北大第二内科教授で、
 糖尿病の権威中川昌一先生のところにも伺いました。
 はっきり言って…
 学位論文より苦労しました。
 このおかげで今でも糖尿病患者さんの手術ができます。
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 札幌美容形成外科では手術前に血液検査をします
 最近たて続けに、
 糖尿病の患者さんが見つかりました
 手術は中止し、
 糖尿病専門医の、
 小野百合内科クリニックへご紹介しています。
 糖尿病のおばあちゃんを、
 電話で助けてくださった奥様です。
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 糖尿病でも手術はできます
 条件があります
 しっかりコントロールできていることです。
 札幌美容形成外科を開業して10年。
 包茎手術で来院され、
 重度の糖尿病が見つかった男性
 しっかり糖尿病を治療していただき、
 約半年後に手術ができた人もいました。
 未治療の糖尿病は怖いです。
 下肢を切断して、
 棺おけに足を入れた人もいます
 健康診断で血糖値が高かった人は、
 糖尿病専門医に診ていただいてください。

“糖尿病と手術2014”へのコメント

  1. さくらんぼ より:

    子供もの頃行っていた床やさんは胃潰瘍の手術後糖尿病のためか傷がつかなくて亡くなりました。 妹のだんなも糖尿病なんですが、医者きらいで病院に行かないのでみんなで説得しています。合併症が怖い病気ですね。

  2. なっちゅん より:

    義父が糖尿病でインシュリンを打っています。
    そんな義父が白内障になり、手術しました。
    私は離れているので案ずる事しか出来ませんでしたけど、成功し視野も広がりテレビを観ています。
    ですが甘い物が大好きなのに、食べられないのが不憫に思います。
    糖尿病は厄介ですよね。
    先生の初論文が糖尿も絡んでいたなんて。
    先生の所の血液検査はいいですね。

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