医学講座

第23回基礎学術集会(松本)②

 今回の基礎学術集会には、
 松尾清会長の強い思いが込められています。
 その一つがリンパです。
 あまり知られていませんが、
 リンパ浮腫という病気があります。
 下肢が片方だけ、
 ぱんぱんに膨れる病気があります。
 放射線治療の後になることもあります。
      ■         ■
 リンパというと、
 リンパ節を思い浮かべます。
 リンパ管という細い管があります。
 肉眼で見てもわかりません。
 私も今日まで知らなかったのですが、
 リンパ管には、
 平滑筋という筋肉があり、
 心臓のように収縮するのだそうです。
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 東京大学形成外科の光嶋教授は、
 このリンパ管手術の権威です。
 スーパーマイクロという、
 細かい特殊な技術で、
 リンパ管の手術をなさいます。
 今までは、
 リンパ管吻合の手術をしても、
 なかなか良い結果が得られませんでした。
      ■         ■
 大島先生の研究と、
 光嶋先生の手術で、
 リンパ浮腫の患者さんが、
 劇的によくなっていました。
 形成外科とリンパは、
 関係が薄いように思われますが、
 リンパ管移植の技術は、
 形成外科のマイクロサージャリーです。
 学会が終了して、羽田経由で札幌に帰ります。
 モノレールから更新します。

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医学講座

第37回日本美容外科学会(東京)①

 明日(9月3日)から、
 第37回日本美容外科学会が開催されます。
 会長は、
 神田美容外科院長の、
 征矢野進一先生(そやのしんいち先生)です。
 コラーゲン注入剤やヒアルロン酸など、
 注入治療の第一人者です。
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 私がはじめて征矢野先生とお会いしたのは、
 今から30年前、
 日航ジャンボ機の墜落事故の時でした
 第一印象は、
 東京大学に、
 こんなに、
 ハンサム(今でいうイケメン)の先生がいるんだ!
 …でした。
 今でも素敵な先生です。
      ■         ■
 女性だけではなく、
 男性にも、
 天が二物を与えることがあるんだ
 …という驚きでした。
 征矢野先生は、
 とても気さくな先生で、
 失礼ながら、
 東大卒という硬い感じはありません。
      ■         ■
 征矢野先生はクリニックの見学にも、
 快く応じてくださいます。
 海外からも多くの人が見学にいらしています。
 会長挨拶のお言葉です。
 私は大学卒業後すぐに東大病院形成外科に入局いたしました。
 その際の形成外科教授でいらした福田修先生に
 「形成外科研修は美容外科を開業するためのステップとしておきたい」
 と申し上げたところ、福田先生は快く承諾くださいました。
 大学病院での9年間の研修の後、
 1988年に神田にて現在の診療所を開設し、
 現在に至ります。

      ■         ■
 私とほぼ同年代の征矢野先生が開催される、
 第37回日本美容外科学会、
 実り多い学会になると思います。
 今日は診療を早めに終了して、
 東京へ向います。
 明日から2日間勉強してきます。

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院長の休日

運転免許証更新2014

 今年は開院以来はじめて、
 6連休の夏休みをいただきました。
 ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。
 海外旅行へ行ったのではありません。
 自宅の片付けをしました。
 お墓の草取りに行きました。
 奥さんの親戚が来たので、
 富良野を案内しました。
 質素なお盆休みです。
      ■         ■
 初日に、
 運転免許証の更新に行きました。
 札幌中央警察署です。
 ちょっと緊張して、
 夏なのに、、、
 Yシャツとネクタイで行きました。
 免許証は、
 重要な身分証明書です。
      ■         ■
 前回の更新が、
 2009年8月でした
 5年前と比べて、
 眼瞼下垂症手術のおかげで
 目は大きくなりました。
 残念なことに、
 じじいになりました
 やっぱり還暦はかんれきの顔です。
      ■         ■
 5年後の運転免許更新まで、
 無事故無違反で、
 元気に仕事もしたいです。
 無理な運転はしません
 無理な手術もしません
 安全運転でがんばります
 60歳の決意です。
200408

2004年

20090819

2009年

20140818

2014年

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医学講座

植毛治療最前線2014①

 平成26年5月24日、
 東京都千代田区平河町の都市センターホテルで開催された、
 日本美容医療協会講習会の内容です。
 最初の演者は今川賢一郎先生です。
 今川先生は、
 世界的に有名な植毛医です。
      ■         ■
 今川先生がHPに書かれた文です
 頭髪がさみしくなるというのは、その人しか分からない深刻な悩みです。
 それだけに日々の抜け毛に一喜一憂、涙ぐましいばかりの努力をしているのではないでしょうか?
 こうした心配や悩みに対して育毛剤、民間治療、カツラなどの手段もあるにはあったのですが、ここ最近は生毛植毛がその劇的な効果のために脚光をあびてきました。
 生毛植毛のルーツはもともと日本なのですが美容医療先進国のアメリカが1960年以降臨床に応用し、1990年代に入ってから革命ともいえる技術革新がおこり現在に至っております。
 私共は我が国でも最新のヘア治療法の確立が急務であり、それが時代の要求でもあると痛感しその普及に努力してきました。
 ただ、ここ数年、生毛植毛がやっと認知されるようになってきた反面、この分野に新規参入した医師達の技術的未熟さやビジネス至上主義によるトラブルも増加しているのも事実です。

      ■         ■
 約1時間の講演で、
 植毛の歴史から最先端治療までをご紹介してくださいました。
 現在の主流は、
 毛を小さな株に分けて、
 丁寧にていねいに植毛する技術です。
 とても細かな作業です。
      ■         ■
 今川先生のご講演で、
 歴史的に、
 日本人が考案した植毛法が、
 現在の最先端植毛の基本だとわかりました。
 ワキガで有名な稲葉先生が、
 米国よりはるか昔に研究を発表していました。
      ■         ■
 植毛ビジネスはお金になります。
 われもわれもと、
 植毛
 …毛に群がってきます
 いやらしいことです。
 同じ2500株を植えても、
 今川先生が植えたのと、
 植毛の先生が植えたのでは大違いです。
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 植毛ロボットもできました。
 ロボットとベテラン植毛医では…
 どちらがよく生えるでしょうか?
 今川先生のご講演で、
 毛根切断率という言葉がありました。
 毛を採取する時に、
 毛根を傷めてしまう率です。
      ■         ■
 企業秘密のようですが、
 現在、もっとも優秀なロボットでも、
 毛根切断率は約8%だそうです。
 8%を超えるとだめだそうです。
 この率は、
 優秀な植毛医より高い率です。
 つまり優れた人間の手と目にはかなわないのです。
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 植毛ロボットはビジネスです。
 機械を使うごとに、
 タクシーの料金メーターのように課金されます。
 儲かりビジネス
 …の植毛ではなく、
 ほんとうに困っている人を、
 何とか助けてあげたいというのが医療です。
 だまされていんちきビジネスにひっかからないでください


上:発毛サービスが始まった直後
2001年6月
下:発毛サービス開始から4年
2005年5月
原告側提供
(以上、朝日新聞より引用)

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医学講座

第36回日本美容外科学会①

 今日から東京で日本美容外科学会です。
 朝から参加しています。
 修正の名手と評判の大竹先生が会長です
 海外からもたくさんの先生が招待されています。
 外国でも不満足な結果で悩んでいる人がたくさんいます。
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 今日の学会を聞いて感じたこと。
 英語は大切です
 同時通訳がついている講演もありますが、
 演者がちょっと話したことも…
 すぐにわかります。
 (この患者さん)
 (鼻が詰まっているので)
 口が開いていますね。
 写真の女性の口が少し開いてました。
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 米国からいらしてくださった、
 テキサスのGunter先生の講演です。
 鼻の手術をした後で、
 鼻の通りが悪くなった女性の手術でした。
 米国では…
 鼻を高くするというより、
 鼻の形を整える手術が多いのです。
 その手術後に鼻が詰まったり、
 鼻が変形してしまう症状です。
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 米国で鼻修正の名手がGunter先生です。
 日本では、
 聖路加国際病院の大竹尚之先生が、
 鼻修正の名手です。
 私はNHKの杉田敏先生の、
 ビジネス英語のおかげで、
 同時通訳レシーバー無しです。
 若い人にNHKの英語会話をおすすめします

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