昔の記憶

看護の日2015

 今日5月12日は看護の日です。
 朝日新聞朝刊に、
 日本看護協会の全面広告が出ていました。
 私が毎年楽しみにしている
 「忘れられない看護エピソード」です。
 今年は、
 大きなマンガが出ていました。
 「看護の日」25周年特別賞です。
      ■         ■
 第5回忘れられない看護エピソード
 「看護の日」25周年特別賞
 わすれられないたん生日
 〈新潟県〉入江夏希(いりえ なつき)8歳
 わたしは、夏休みにりょう親がはたらくお店でふざけてあそんでいて、ガラスで足を切る大ケガをしました。その時は、おこられると思ってイタイのをグッとがまんしてなきませんでした。
 びょういんについて、しんさつ室のベッドの上でふあんでいっぱいでした。そんなわたしに、ずっとやさしい声かけではげましてくれた1人のかんごしさんがいました。
 先生が「これは、ぬわないとね」と言った一言で、わたしは今までがまんしていたなみだが、ワーと出て止まりませんでした。
 かんごしさんが「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と声をかけてくれて少しおちついたら、お母さんが「この子今日たん生日なんですわ」と言いました。そしたら、かんごしさんが「それならケーキよういしなくちゃね。でも、ここにはないか」と言ってわらわせてくれました。
 それから足をぬいおわって、ベッドの上でメソメソしているわたしの手に、3つのゼリーをギューとにぎらせてくれました。おどろくわたしに、かんごしさんは「しぃ。おたん生日おめでとう。こんなものしかなくてごめんね」と言ってくれました。かんごしさんのおやつをこっそりわたしにくれたのです。
 わたしは、そのやさしさがうれしくて、うれしくて、足がイタイのもどこかへふっとんでいきました。
 ゼリーはつめたかったけど、かんごしさんのりょう手はとてもあたたかかったです。これから何年もやってくるわたしのたん生日。わたしはきっと、毎年このイタくて、つめたくて、あたたかかった出来ごとをわすれないで思い出すんだろうなと思います。

20150512
 

(以上、日本看護協会HPより引用)
【画・桜沢エリカ】

      ■         ■
 8歳の夏希ちゃん、
 傷は治ったでしょうか?
 私たち形成外科医は、
 子供さんの傷もたくさん縫いました。
 私は、
 自分の子供も縫いました。
 夏希ちゃんは、
 痛くてこわかっただろうけど、
 優しい看護師さんがいらして、
 いい想い出ができてよかったですね。

“看護の日2015”へのコメント

  1. なっちゅん より:

    本日も頭痛の為、長文が読めません。
    明日コメントさせていただきますね。
    申し訳ありません。

    【札幌美容形成外科@本間賢一です】
    お大事になさってください。

  2. さくらんぼ より:

    私も今日、ラジオを畑で聴いていて 看護の日であることを知りました。 私も何回も入院したので 看護師さんには大変お世話になりました。
    また 愚息も看護師の卵で来年就職しますが、患者さんに寄り添う心優しい看護師になって欲しいと思っています。

    なっちゅんさんお大事になさって下さい。私は一昨日 睡眠薬がなくなり 一睡もできず困りましたが、昨日薬を処方してもらい 眠れました。

  3. なっちゅん より:

    涙が出ました。
    8歳、文章が上手いですね。
    実は今日ペインクリニックでブロック注射の後の休憩で私は泣いてました。
    なんでしょう、色々考えてしまって。
    ペインクリニックの先生も看護師さんも優しいです。
    隣の隣の隣の隣迄行く甲斐があります。
    整形外科ではもはや無理です。
    今回は風邪でした。
    今日ペインクリニックから帰宅すると微熱がありました。
    でも微熱は楽ですね。
    頭痛は寝てても痛いですから。

    先生、お見舞いの言葉をありがとうございました。

  4. なっちゅん より:

    さくらんぼさん

    ありがとうございます。
    睡眠薬ないとやはり眠れませんか。
    同じです。
    私も服用してます。
    眠れないのも辛いですよね。
    最近12時とかに覚醒して、それからなかなか眠れません。
    薬を変えて貰いました。
    いい感じになりました。

    御子息様、さくらんぼさんに似て優しい看護師さんになりますよ(o^^o)

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