医学講座

鼻毛の白髪(シラガ)

 3月14日に鼻毛のレーザー脱毛をしてもらい、快適に過ごしていました。
 レーザーで脱毛してもらうと、毛が焦げた(コゲタ)臭いが鼻に残り、半日くらいは何を嗅いでも、毛の臭いがします。
 そのうち臭いはなくなり、鼻毛が伸びてこなくなります。
 レーザーを照射する時に冷却ガスが出るため、少しびっくりしますが、痛みは軽度で、この位で鼻毛が伸びてこないのでしたら快適です。
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 3月にレーザーを照射してから、しばらく快適だったのですが、夏頃から少しずつ気になるようになりました。
 私は、オッサンなので、毛が生える周期が長いのだと思います(一般的に若い人ほど早く毛が伸び、レーザーの回数も多く必要とします)。
 先日、ヒマな時間があったので、看護師に頼んで2回目の鼻毛レーザー脱毛をしました。
 前回に照射してくれたのと同じ看護師です。
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 何回か照射してくれた後で、
『先生、白髪(シラガ)があってレーザーが反応しません!』と言われました。
 あぁ、白髪は反応しないよねぇ~。と軽く流したものの、正直なところ『鼻毛まで白髪になって、トシだなぁ~』と思いました。
 この半年くらいの間に、『信頼の絆(キズナ)』が切れたりして、心労が重なり、めっきり白髪が増えました。
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 高校2年生の時に、倫理社会の先生で奥村先生という先生がいらっしゃいました。哲学者風の立派な先生でした。
 私は倫社は得意科目ではなく、カルトルもショーペンハウアーもデカントもすっかり忘れてしまいました。
 ただ一つだけ覚えているのは、奥村先生が夏休み明けの授業で、『鼻毛が白髪になってショックだった』と話されていたことです。
 当時は、鼻毛も白髪になるのかなぁ~程度にしか考えていませんでしたが、いざ自分の鼻毛が白髪になって、『レーザーが反応しません』と言われて、その奥村先生のお気持ちがよくわかりました。
 こんなことしか覚えていなくて、奥村先生ごめんなさい。
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 年齢を感じる時は、人によってさまざまです。私のように鼻毛の白髪で感じる人はマレだと思います。
 年齢とともに最初に来るのが視力の低下です。幸い私は裸眼で新聞も論文も読めますが、手術の時は眼鏡を取替え、ルーペや顕微鏡を使います。
 ルーペや顕微鏡は30歳台の若い頃から使っていますし、手術時の眼鏡も20歳台からです。慣れている昔のままです。
 一番年齢が出るのは、手術や仕事に対するヤル気のように思います。今となっては、12時間も24時間もかかるような手術は‘絶対’にできません。
 シワや『たるみ』は年齢を重ねてからでも取れますが、鼻毛は白髪になるとどんなレーザーでも抜けません。
 鼻毛の脱毛をお考えの方は、白髪にならないうちにお薦めします。

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